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置きゲルにお越しください。

赤い実はじけとんだ。

作者: 湧水蓮太郎

※思いきり下ネタ失礼します。






いつものように、事務所へ向かうため高層階用のエレベーターを待つ私。




目の前には学生服を着た中学校らしき丸坊主。



そしてその隣には就活中らしきリクルートスーツに、白いブラウスを着た若い女性。


ジャケットを手に持ち、ブラウスがじっとり汗ばんでおりました。
















パイオツカイデーでした。













エレベーターが来て、先に就活中らしき若い女性が乗り、次に中学生らしき丸坊主(以下表記がめんどくさいのでマルコメ)、続いて私の計三名がエレベーターに乗り込みました。



女性

「何階ですか?」



「あ、すいません。23階お願いします。」



女性が斜め上のボタンに手を伸ばしたその時でした。




プチッ




何かが弾けた音がして、




私は一瞬、




「あれ?もしかして、赤い実はじけちゃったかな??」(ネタ元分からないひとスイマセン…)



と思いましたが、




そんなわけはなく、








なんと…










ブラのホックの片っぽが弾け飛んだのでした。










アメイジング!!!












私は心の中で叫ばずにはいられませんでした。



目の前には、じっとり汗ばんで張り付いた白いブラウスが薄く透けて、外れかけたブラの様子がアリアリと観察できます。




思春期真っ盛りの頃、よく前の席に座った女の子のシャツを念力で透視したもんですが、もはや20も半ばを通り過ぎてしまったおっさんには、そんな元気もなく、実際にこんなミラクルな状況下ではなす術もなく、ただただテンパるのみなのでした。





私は何となく気まずい気持ちになって、視線を横に逸らしました。





マルコメと目が合いました。














頬を赤らめ、下を向くマルコメ。







お前ッッッ!







見えたか!



気づいたかッ!




私は一瞬、





「もしかして、新手のス○ンド使いの仕業かな??」





と、思いましたが、





そんなわけもなく、







女性はあくまで平静を装っています(背中越しには少なくとも変化が見えません)。




しかし、目の前には、すんごくきつく、張りに張った状態で残されたもう片方のホック。





私はなぜか、「ファイトいっぱつ!」「ファイトいっぱつ!」と心の中で叫び、今にも外れそうなもう片方のホックを見て、崖から落ちる寸前に手をガッチリ握るケ○ンを想像しました。






今でもあの瞬間、私はブラが外れるのを期待したのか、それとも、ギリギリホックが堪えるのを期待したのかわかりません。






グングン上がるエレベーター。





チーン





と音が鳴り、20階に止まりました。




高層用エレベーター特有のふっとオシリが一瞬浮き、そして静かに体が沈み込んだ瞬間でした。








プッチチーンッッ!!








ともう片方のホックも弾け飛んだのでした。









ファンタスティック!!!






私は心の中で叫びました。






白いブラウスからセクスィーに透ける、汗ばんだ背中。




こぼれ落ちそうな二つの熟れたスイカ。




白い海。



夏の太陽。









そそくさと、女性の手のひらに押さえられながらエレベーターを下りるパイオツ。(もはや、女性というよりパイオツ)




すんごいものを見た、と感動しながら、しかし女性が下りていったことで少しホッとして、ふぅっと視線を斜め下に落とすと、






なにやら黒い円錐形の形をした突起物が。




「あれ?今日の天気予報は雨だったかな??」




と、電気予報しか見なかった今朝を後悔しましたが、




違いました。







マルコメの立派なトンガリコーン。



黒いスラックスがマウントレーニア。




てゆうかもうね、トンガリコーンなんて失礼なレベル。




食い物でいったら、エクレア。




というより、下手したら500mペットボトルを見栄はってズボンに押し込んでる感じ。





「お前はウマか!!!!!」





マルコメに叫びそうになりましたが、私はもはやこんなことでは動じない、ひとつうえの(上野)男なので堪えました。

※ネタもと分からない女性のみなさん、ごめんなさい。頼むからググらないでください。




22階で下りるイチモツ。(もはや私の中ではマルコメというよりイチモツ)










名札には<大保木>の文字。








オオボッキ…












そんな七夕の奇跡。

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