第5話 激震
第5話!
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テトリアが正式に樹立の声明をあげた後、テトリアも国内を整備した。家の修築、軍の再整備、施設の増築、役職就任などである。
そんな中、テトリアに対する各国の反応はこの通り。
グラン=セプトは大きなモーションなし。 地方の1小国、影響はないと考えているのだろう。 ただ、やはり最大勢力を誇る以上そのような動きは気に入らないのか、動き次第によっては即刻攻め潰す。という脅迫まがいの文を送ってきた。 怖いものである。
その同盟国、フェルディンも大きな動きはなし。 当然だろう。 大国が自身のバックにいる以上は派手な動きは出来まい。
お次に、テトリアから少し離れた位置にあるミレリア。 ここは明確に敵対の意を示してきた。 ミレリアに伝手がある国民の言うことには、テトリア攻略に兵を集めているらしい。 ただ、グラン=セプトやフェルディンと隣接しているため、あまりすぐには動いてこないだろう。 警戒はしておこう。
最後は隣国セプティア。 ここは声明翌日ほどに、同盟の使者を送ってきた。聞くところによれば、ミレリアとの共同侵攻の同盟を断ってまでこちらと手を結ぼうとしているという。 こちらとしても、友好国が多いに越したことはないため、断る理由はない。 無いが、少し動きには気をつけておこう。と静かに決心した。
他国に与えた影響は、無関心、敵対、同盟。 地方の1国の与えた影響としては上々だろう。
その数日後、テトリア国内を震撼させることが起こった。 平和な朝であった。 物見に出ていた国民が、報告する。 「1台の馬車がこちらに近づいてきます!」 国境に警備のない小さな国である。 馬車や商人程度ならいくらでも入ってくる。 止める理由もないため通したという。
自分たちは、テトリア宮殿で穏やかなひと時を過ごしながらその報告を聞いた。 謁見を求めている、という。 馬車の元へ行き、フィンが馬車に声をかける。 「こんにちは! はるばるご苦労様です! どこからこられたんですか?」 馬車から1人降りてくる。
見ると、険しい顔、立派な髭、平民の服をやつしてはいるものの、似つかわしくない立派な大剣。 よく見ると、鞘には国章がついている。 フィンの表情が固まった。 セリスの息の飲む声が聞こえた。 「儂はグラン=セプトの前国王 レオニスである。」…ん?なんて?
そのままにしておくわけにもいかないため、とりあえず宮殿へあげる。 全員の表情が硬い。 フィンは迎え入れた笑顔のまま表情が固まっているし、セリスは不審者かな?と疑うレベルで挙動不審になっている。 「貴公らがこのテトリア、であったか?の長であるか。」 問われた。 答えられそうなのが自分だけだったので代表して答えた。 「ふむ、お主がエリオ、そこで笑顔で固まっているのがフィン、挙動不審なのがセリス、で、そこのちっこいローブがリュネ、と。」
紹介も終わったため、疑問をぶつける。 前国王とはどういうことか、こちらに侵攻しておいてくるとはどういうことか、と。「疑問最も。 まず、前と名乗ったのはもはや儂は国王ではない故。今はフェルディンから養子に迎えたノインが国王である。この国、元ブラン村国を攻めたのも儂を幽閉した後のノインの行軍である。」と説明された。 ふむ、なるほど、と納得しでは、なぜこの国に来たのか、と続けて尋ねた。 「グラン=セプトから最も遠く、小さいこの国にて儂を匿ってほしい。 当然そのために儂もこの国に力を貸そう。」
…はい??? 場の空気が固まった。 フィンはその表情のまま、セリスは挙動不審な行動をやめ、ピタっと止まった。 そしてその数秒後「はぁぁぁぁぁぁ!?」 全員が状況の飲み込めなさに息をそろえて絶叫した。
その絶叫を聞いて、国民もざわめき出した。 混乱を抑え、自分たちも飲み込むために国民を集め、説明した。 即席のステージを作り、えー、こちらグラン=セプトからおいでになった前国王のレオニスさんです。 と説明した。 レオネスは横で胸を張る。 国民からも同様に「はぁぁぁぁ!?」というリアクションをいただいた。 まぁそりゃそうなるよねぇ… と遠い目でその混乱を眺めて今後の対応を考える一日となった…
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