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第15話 挑戦

第15話!

ぜひお楽しみください!

 ガルディアを取り戻してから、大きな動きがあった。 国内ではガルディアとの関係地が大きく上昇した。 今までも仲は悪くなかったが、救い出してからさらに仲良くなった。 今ではもう近所のおっちゃんレベルだ。 国外との関係では、グラン=セプトの息がかかっているフェルディンから圧力をかけられた。 ガルディアの捕獲はグラン=セプトの意向であったのだろう。 それはもう大変ご立腹であった。


 その後、フェルディンの国王から呼び出された。 話をしたい、とのことであったが、こちらに対して制裁を下そうとのことだろう。 エリオのみの指定であったが、そんなものは関係ない。 レオニス、ガルディア、フィン、セリス、リュネのフルメンバーを引き連れて向かった。


 「まぁ、貴様は連れてくるであろうな。」 フェルディンの宮殿に入るのは2回目である。 しかし、前回のようなお気楽さはなく、重々しい雰囲気が漂っている。 「さて、貴様らなぜここに呼ばれたかはわかっておるな?」 国王、アルヴァンが圧をかける。 何のことかわからない、としらを切った。 「ほう、ここまで来てしらを切りとおすつもりであるか。 豪胆な奴だ。」 しらを切りとおせる雰囲気ではない。 「その後ろのやつについての話なのだがな」 後ろに控えているガルディアをにらみつけていう。 何か問題でも?とあえて挑戦的に聞いてみた。 「ふん。こちらを挑発でもしておるつもりか。 気に入らん。」 これに同じく後ろに控えていたレオニスが一言。 「大方ガルディアを逃がしたことでグラン=セプトにお叱りを受けてその八つ当たりであろう。 女々しいやつよ。」 おもっきし軽蔑の念が声色に込められていた。 「ふはは! 国から逃げた元国王の身でよく言うた! その件かかってやろう!」 かなり堪えたのだろう。 アルヴァンは顔を真っ赤にして引きつらせ、唾を飛ばしながら喚いた。 結構器は小さいようだ。 「グラン=セプトの力なぞ借りずに貴様らを叩きのめして見せよう!」 それを捨て台詞にさっと宮殿の中へ引っ込んだ。



 そこから、フェルディンの軍備が進んだ。 同時にテトリア、セプティアの軍備も進んだ。 一触即発の雰囲気が漂う。 本当にグラン=セプトは出てこないのか? そもそも勝てるのか? 疑問は尽きないが、こちらも啖呵を切ったのだ。 やるしかあるまい。 こちらの士気的には十分。 ここから大変になるだろう、ということでネプティスとテトラファング・ロースで目いっぱいもてなした。 このようなことになってしまったことをわびる。 「気にすることないですよ! きっとこれは避けられない道だったんです!」 フィンがやさしく励ます。 「まぁ、頑張るしかないよ!」 セリスが笑う。 「こうなったのもわが責任。 思いっきりこの剣をふるおう!」 ガルディアは申し訳なさそうに、しかし頼もしく言う。 「ここまで来たのだ。 儂もできる限りのことはして見せよう。」 落ち着き払ってレオニスが言う。 みんな頼もしい。


 そこから数日。 緊張感が最高に達した。 両軍が向かい合ったのである。 「われが捕えられた原因でもあるが、フェルディンにはとてつもない実力者がいる。 出会ったら気をつけろ。」 ガルディアがそう警告してきた。 ありがたく聞いておこう。 


 こちらが先に仕掛けた。 兵士の怒号が響き一気に騒がしくなる。 士気も連携もこちらの方が高い。 しかし、フェルディンも頑張る。 なかなか均衡が破れない。 そう思っていた時だった。 こちらの軍の一角が崩れる。 報告があり、そちらを見るとフェルディンの国旗を背負った男が一人。 「あやつだ! あやつがフェルディンの実力者!」 そういってガルディアはレオニスを連れ立って突っ込んでいく。 3人の剣がぶつかる。 相手は一人。 しかしガルディアもレオニスも徐々に押される。 打ち合いの力は負けていないが、一撃の重さ、速さに敵っていない。 手伝いに行こうとする。 「こちらよりも周りの援護を頼む!」 ガルディアがその動きを察し叫ぶ。 周りを見ると徐々に押され始めている。 フィンもセリスもリュネも奮闘しているが、あの男が来てからフェルディン軍の雰囲気や動きが変わった。 こちらが押せていたものが息を吹き返してきたのである。



 それでもこちらも頑張っていた時だった。 こちらにさらに大きな穴が開いた。 何事か見ると、いてはいけない軍が見えた。 グラン=セプトだ。 結局フェルディンが呼んだのか。 こうなってしまうと、もう収拾がつかない。 全軍が逃げてくる。 後追いはない。 が、逃げ遅れたものが次々蹂躙されていく。 レオニスとガルディアも帰ってきた。 不利な打ち合いをしていたようだが、グラン=セプトの軍を見るや否や憎しげな目をそちらに向けて動きが鈍くなってきたのだという。 その隙をついて逃げてきたようだ。 「そんな話をしている場合ではない! 退くぞ!」 ガルディアが号令をかける。


 「早くいきましょう!」 フィンたちも追いついてきた。 「しんがりは儂がやろう。 テトリアまで逃げよ!」 レオニスのそのセリフを聞き急いで逃げた。


 テトリアについて、レオニスも無事帰ってきた。 同盟によって広がった領地も取られ、こちらに残る領地はもと在ったテトリア国土のみ。 ガルディアは青い顔をしている。 しかし、これで挫けるものはそれ以外にはいなかった…

ありがとうございました!

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