第10話 逆襲
第10話!
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自分の根気ここまで続くとは思ってなかったなぁ…
単身駆けていったガルディアは敵をものすごい勢いで敵を倒していった。 「もろいもろい! ミレリアにこのガルディアを倒せるものなし!」 元気よく敵中に突っ込み、敵を倒していく。 「うわぁ… すごい勢いですね…」 と自分とフィンは引き気味でその様子を見ていた。 しかし、その様子を目を輝かせてみていたものが1人。 「すごいなぁガルディアさん! よーし私たちも負けてらんない!」 剣を掲げてセリスも敵中に突っ込んでいった。 「ほぅこれはたくましい! どっちが活躍したかの勝負と行こう!」 ガルディアも乗り気でより一層強く剣を振り始めた。
ミレリアもその中で気が付いたのだろう。 あれ、このままだとこいつらに蹂躙されて終わりじゃね?と。 そこからは軍全体でガルディアとセリスを囲みだした。 2人ともそれでひるむようなものではないがいかんせん数が多い。 自分も剣をふるってはいるが、2人がミレリア軍の波の中にのまれていく。
そんな時だった。 急に突風が吹いてきた。 これには覚えがある。 リュネの引き起こす風だ。 前回のように吹き飛びはしなかったものの、大きく全体が崩れた。 その隙をこの2人が逃すわけがない。 風がやんだかと思うと、2人が包囲を切り出してきた。 敵わないと見たのか、ミレリアは逃げ出していった。
「ははは!助けられたぞ! 不思議な力もあるものだ!」 とガルディアは笑う。 「して、このまま追いかけてミレリア本国をたたきたいのだが、どう思う? この崩れ方であれば誘われている…ということもあるまい。」 ガルディアが伺いを立ててきた。 自分も賛成だと伝えた。 このまま押し切ってしまいたい。 「良し! では、全軍ミレリア軍を追え! そのまま根城を叩こうではないか!」 セプティアの軍も、テトリアの軍も咆哮をあげてその声にこたえた。
合同軍が追っていくと、視界が開けてきた。 目の前に立派な国が見える。 ミレリアへ着いたのだ。 もうさして抵抗する力も残っていないのだろう。 戦えるありったけの力で用意された兵士が国の前で抵抗する。 セリスの馬の足が止まる。 駆け出していくつもりではあったのだろうが、この状況を見て少しためらいの気持ちが生まれたのだろう。 その横を一気の馬が通り過ぎる。 かと思えば、兵士の壁の1部分が大きく欠けた。 「どうした各々がた! ここでつぶしておかねばまた悩みの種! われらとともにここで滅ぼそうぞ!」 大声でこちらに声をかける。 セプティアとこちらの兵も勢いよく崩しにかかる。 ためらっているこちらに気づいたのだろう。 「来ないのであれば我々が手柄をいただいてしまおう!」 そういって兵の壁を崩し、ミレリア内部へ突っ込んでいった。
ガルディアがミレリアへ押し入り、城をいざ落とそう、としたときであっただろうか、突如前方から大砲のような轟音がとどろいた。 見るとグラン=セプトの国旗を掲げた軍がこちらに狙いをつけている。 ミレリアの国民が、このまま滅びるよりか、はダメもとで救援を依頼したのだろう。 「ほうあれはグラン=セプトの国旗ではないか!」 ガルディアが戻ってきて愉快そうに言う。 「小国、とはいえ隣国。 われらに拠点は残すまいということか」 そういって、「撤退!」 号令をかけ引き下がっていく。
大砲は鳴りやまない。 ここまで来て死んでたまるかと全員でわき目も振らず逃げていく。
ミレリアから出て少しの間たっても、大砲は鳴りやまなかった。 距離をとって振り返ると、すでにミレリアの城にはグラン=セプトの国旗が立っていた。 ここまで追い詰めたテトリアは、グラン=セプトに呑み込まれたのである。
かえってそれを伝えると、「まぁ、仕方ないことだろう」と、ガルディアもレオニスも納得していた。 「そんなことを言っていてもしょうがあるまい! 我々の勝ちは変わらんのだ! さて、やることは分かっているな?」 とガルディアはうれしそうな顔で準備し始めた。 これまで以上に賑わしい宴が始まる…
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