第9話 共同戦線
第9話!
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それから約束の6か月。テトリアの技術は大幅に進歩していた。エリオ、フィン、セリス、リュネが協力し、レオニスを顧問において。 襲撃を受けて、まずは兵の練度が上がった。 常にあのような作戦がとれるわけではない。 連携や陣整備などの技術が格段に上がった。 国内においても、生産能力が上がった。福祉なども発展した。 食の供給も安定した。 周りの小国もしきりに商人や職人を送り、動向を気にするようになった。
それからしばらくして、ガルディオがテトリアへやってきた。 自分たちがしてもらったように、ガルディオを盛大に迎えた。 やってきたガルディオは開口1番驚きを口にした。 「ほぉ!ここまでの発展を見せるとは! 無理難題を吹っかけていたつもりだったんですがね!」 笑いながらそう述べる。 「本当に大変だったんですからね!」 フィンが頬を膨らませて抗議する。 一同揃って賛同した。 「ははは! まぁまぁ益につながったのだからよいじゃないか!」 と肩をバシバシ叩かれて笑い飛ばされる。 力が強いため結構いたい。
「ふむ、なるほど。 今までの条件にプラスで軍事支援、その見返りにわが国を発展させるための支援をしてくれる…と。」 ガルディオはそう言って考え込む。 内容をよく吟味しているのだろう。 「その条件ならばよいでしょう! なれば翌日我が国に来ていただいて段取りを!」 と承諾してくれた。
どこから聞いていたのか、背後からレオニスが近づいてきた。 「同盟は無事締結できそうであるな。」 威厳を込めて登場したレオニスを見てガルディオの目は丸くなる。 「これはレオニス王! 国から逃れたとはお聞きしたがこんな身近におられたとは!」 そして感激したように、「レオニス王もおられるならば怖いものはない!」 高笑いをしていた。 適応能力が高すぎる… ちょっと引いた。
翌日、職人や兵を引き連れてセプティアを訪れた。 「よく来てくださった! さぁこちらへ!」 と通される。 職人たちは職人たち、兵は兵ですぐに親睦を深めだした。 小国同士気が合うのだろう、途中での仲たがいの心配はなさそうで安堵した。
「さて、それでは宴と行きましょうか! わが国民もそれを望んでいよう!」 テトリアから持ち込まれた花火が挙げられる。 昼間のためきれいな花は見られないが、ここからは職人がいるためすぐに伝播するだろう。 「我が国の特産品でおもてなししよう!」と言われ料理が運ばれてくる。
セプティアは海に面した国。 森に囲まれたテトリアでは出てこないような料理が運ばれてきた。 「こちらはわが国でとれるネプティスという甲殻類を使った料理! 是非ご賞味くだされ!」 見た目はエビに近いだろうか? ほんのり甘い風味がする。 「あ、これおいしい!」 セリスが目を輝かせて頬張る。 「気に入ってもらえたようで何より!」 ガルディオも目を細めて喜ぶ。 あまりの喜びようにこちらも特産品を出すから貿易品に加えてくれないか、と頼んだ。 「貴国の特産品は… 確かテトラファング・ロースでしたか わが国ではあまり肉が取れないためありがたい!」 話はまとまった。
宴が終わり、共同軍事演習をしていると、兵士が1人あわてて帰ってきた。 「大変です! 再びミレリアがテトリアに向かって兵を動かしたとのこと!」 これはまたとないチャンス。 今のうちに叩きのめしておかねば。 ガルディアも同じことを思ったのか、顔を輝かせて兵士に言う。 「出陣! 同盟国にあだなすものを追い返すぞ!」 兵士も士気高く答える。 「テトリアの諸君! われらの荒い戦いについてこい!」 ガルディアはそう高らかに叫んで馬をかけていった…
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