清掃
ストーリの構図は思いつくのに、そこに持っていくための流れが思いつかねぇ・・・
後ろに声がする。二人とも剣を持っている。
「誰だ?このガキは。」
「知るか。男だから殺すか。」
「もし、女だったら生かしてあげるつもりだったんだがよwww」
「男であることを後悔して死ねええええ!」
すぐさま剣をアイテムボックスから出し構える。
「破嵐斬」
盗賊たちの両腕が切り裂かれれる。
四本の腕が落ちる。
声にならない悲鳴が洞窟内に響き渡る。
「なんだよ。別に問題ないだろ?ここで死んでいる人達と同じことをしているんだよ。こうやって楽しそうに腕を落としたししてただろ?この人達たちで遊んでたんだろ?だったら俺もしていいよな?なぁ・・・聞いてるんだよ。・・・返事は?」
「―――てめえええええええええぇぇぇぇ!こんなことがゆるs…」
叫び声がうるさいから首をはねてしまった。もう一人の首もはねてしまった。
やらかした。
もう少しいたぶってから殺せばよかった。
なんでこんなことしたんだろ。
次からはちゃんと殺そう。
「まだ、掃除は終わってない。続きをしに行くか・・・」
あれからどれくらい殺した?
盗賊は報告より多かったみたいだ。でも殺しがいがある。
でも、戦闘音が聞こえない。
しばらく歩くと・・・
「あれ?外?とゆうかもう既に終わっている?」
外は盗賊たちがとらえられていた。
「おい!リュート。大丈夫か?」
たくさんの冒険者がこっちに向かってくる。
下を見ると服は血だらけで、顔も帰り血でぬれていた。
「大丈夫だ。けがはない・・・」
「そういえばティオさんがリュート君のこと呼んでたぜ。」
一人の冒険者が俺のことを呼んだ。
「どこにいるかわかるか?」
「多分人質の人たちのところにいると思うぞ。」
「りょーかい。ありがとう。行ってくよ。」
しばらく歩くとティオさんがいた。人質の人数を確認しているみたいだ。
「ティオさん。なんで俺を呼んだんですか?」
その瞬間、頬に衝撃が走った。
いきなりティオさんが俺にビンタをくらわせた。そして顔を見ると、怒りと安堵が混じった顔になっていた。
「・・・お前何をしたか、分かっているのか」
俺は盗賊のアジトの方を振り返った。
「お前!確認が終わったらすぐに戻るって言ってたよな?今までどこにいた!」
「―――盗賊を殺してた。」
「お前は馬鹿か⁈俺がどんだけお前のことを心配してたかわかるか?今回は何とかなったが、もし死んでたらどうするつもりなんだ⁈自分の命を軽んじるな!!!」
「・・・でも・・・放っておいたら、もっと人が・・・」
「だからって、自分の命を投げ捨てていい理由になるか!守れた命より、失うお前の方が軽いとでも思ったのか!」
リュートの唇が、かすかに開く。
でも、言葉にならない。
「それに、お前を待ってるのは俺やセレナだけじゃない。ギルドにいるギルド員、他の冒険者、パン屋のおばさん、ここに住んでいる子供たち、ルーベルトだっている。たくさんの人たちを待たせるなよ。」
そうだ・・・そうだよ・・・俺には仲間がいるじゃないか。たくさんの。だから、
「早く帰らないといけないね」
涙声でそう俺は話した。
俺たちは盗賊討伐の依頼の達成をギルドに報告した。
まさか、一日で終わると思ってなかったらしく、みんな驚いていた。
そして今俺は、ルーベルトといっしょに温泉に入っていた。
二人とも体中汚れていたからだ。まぁ、俺は返り血だけども。
「そういえばルーベルトって何歳なんだ?」
「僕?12歳。」
「同い年じゃん。俺も12。」
「でも、これからどうしようかな?」
「俺はもうすぐ学園に行くからな・・・ルーベルトはどうする?とゆうか一緒に通う?」
ルーベルトは考える素振りを見せた。しばらくしてルーベルトが口を開いた。
「そうだな・・・一緒に通ってもいい?」
「いいせ!それじゃあ俺たち友達ってことで。ルーベルト。」
「うん!そうだね!リュート!」
よっしゃあああ!異世界生活初の同い年の友達だああああぁぁぁ!
あれからたくさんルーベルトと話した。
とゆうか話過ぎてのぼせてしまった。
まあ、仲良くできたし結果オーライか。
体を涼ませた後、宿に帰った。
ルーベルトの服は布切れ一枚だけだったから、俺の服を何枚か貸した。
サイズピッタシでよかったよ。
「俺はやることあるからまだ寝ないけど・・・ってもう寝てるし。」
相当安心したのか俺のベッドでぐっすり眠っている。
「今日は椅子で寝るか。その前に・・・」
此奴が学園一緒に行きたいって言ったから、学費の免除の為に冒険者を勧めようかな。
ルーベルトが冒険者になってみたいと言ったらやらせるか。
やりたくなくても武術の修行はさせないとな。
俺が通う予定の学園は実技試験もあるみたいだし。
魔法は無理かもな。
セレナさん。魔法を教えることに関しては絶望的だったからな。
「魔法の打ち方?いいよ教えてあげる!まず詠唱をする。」
「そのあとどうするの?」
「そしたら、バーーーンとためて、」
「ためて・・・?」
「ズバーーーンと放つ。」
「「?」」
「えっ?わかんない?」
「「わからん」」
その時、俺とティオさん目が点になったからな。
この人何言ってんだって思ったもん。
でも、魔法を扱うことができるのは結構すごいことなんだと。
この世界、魔法を扱えるものは1/1000しかいないらしい。
この村にいた冒険者のうち魔法使いなのはセレナさんだけだったからな。
「はぁ~・・・疲れた。今日はもう寝るか。今日はあんなことをしたからな・・・」
目を瞑ったらすぐ睡魔に負けてしまった。
次の日、俺はルーベルトに起こされた。
「おはよう。リュート。」
「おは・・・ルーベルト。」
そうだ、冒険者になりたいか聞いてみるか。
「ルーベルト。」
「どうした。リュート?」
「お前、冒険者になりたい?」
「冒険者か。ん~どうしよっかな?」
少し悩んでルーベルトは答えた。
「少しやってみたいな。でも、僕が冒険者か・・・想像できないな。年齢とかは大丈夫?試験とかもあるのかな?」
「試験については俺が入った時から変わっていなければ、試験はないと思うよ。年齢については問題ないよ。俺なんて6歳から入ったからな。」
「ろ・・・6歳⁈」
「そう6歳から。んで、どうする?登録しに行く?」
「行きます。」
冒険者登録について話していると・・・ノック音が聞こえた。
「リュート、ルーベルト、俺だ。ティオだ。」
「はいはい、今開けます。」
「ルーベルトもいるか?」
「はい。ティオさん。」
「今から戸籍確認をするから冒険者ギルドに来てほしい。」
「丁度良かった。」
「なにが丁度良かったんだ?」
「いや、ルーベルトが冒険者になりたいって言ってて。」
「あー戸籍確認と同時に登録しちゃおってことか?」
「まぁ、そうですね。」
「それじゃあ行こうか」
俺たちは、ギルドに向かって、歩き始めた。
ルーベルトは活気に満ち溢れている町をきょろきょろ見渡していた。
その瞳はとても輝いていた。
楽しそうでよかったよ。
しばらく歩くと、ギルドが見えた。
この建物だけ8年前に一回来てからずっと変わっていないんだよな。
ギルドに入った。
中も8年前と同じだ。
乾いた木の匂いと、革の装備の匂いが混じった空気 が漂ってくる。
周囲を見渡すとたくさんの冒険者らしき人がいる。
正面には長い受付カウンター。
入口から少し右の壁一面に大きな掲示板。
依頼用紙は 白(F〜Eランク)・青(D〜Cランク)・赤(Bランク以上)と色分けされているため、一目で難易度がわかる。
掲示板前はいつも冒険者が密集し、低ランクの依頼の奪い合いが起きる。
休憩スペースには酒場が併設されていて、今でもどんちゃん騒ぎ。
「リュートさんじゃあないか。」
「おいリュート!一杯やらねえか?」
「いや、何回言えばわかるんですか⁈ティオさんはいいですけど、俺は未成年なんですよ。」
さすがに未成年飲酒は危ないからな。
「いや、お前も何回言えばわかるんだよ⁈一口飲んだだけでぶっ倒れてしまうほど俺は酒弱いからな⁈酒が飲めるのはセレナさんだ。俺はとても弱くて飲めない。忘れるなよ?リュート?」
「善処します★」
ティオさんのため息が聞こえた。
酒場で足止めくらっている暇はないんだった。
とっとと戸籍登録をして冒険者登録をしないと。
俺たちはルーベルトについて色々喋った。
そのあとはルーベルトの手を水晶版に乗せては、俺と同じで両親いない騒ぎでティオさんは
『またかよ』
と疲れた顔をしていた。
でもルーベルトのことを引きっとってくれるらしい。よかったな!ルーベルト!
「あ、あとルーベルトの冒険者登録もできますか?」
「いいですよ。手続きをするので少々お待ちを。」
しばらくすると、ギルド員が一枚の紙と短い針と、何も書かれていないカードが置かれていた。
あとは、俺が前に冒険者に登録した時と、同じ手順で登録を済ませた。
そのあと、ギルドの説明、ランク、冒険者のいざこざやランクの昇格方法の説明を始めた。
俺たちが役所に行こうとするとき、一人のギルド員が俺を呼んだ。
「リュートさんに会いたい人がいるんです。」




