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AI生成実験小説「吾輩は猫だった。」

作者: 蒼了一
掲載日:2025/11/21

本作は「AIのべりすと」によって生成した文章です。

人間が介入したのは書き出しの「吾輩は猫だった。」のみで、その後はすべて自由に執筆させています。

区切りのよい箇所で停止していますが、本文に人間が手を加えたのは上記の二点のみです。


人間が小説として読むと不自然に感じる部分や違和感のある表現は多々ありますが、AIに本文を判定させたところ「人間が執筆した文章」と判断されました。

AIがAI小説を見抜けなくなりつつあることを示す一例として、ここに公開いたします。

吾輩は猫だった。今、初めて知った。猫は猫である。名前なんか、どうでもよろしい。

わが家の応接間は、そのまま客間としても通用するほど大きい。洋風の作りで、正面は二枚の大きなガラス窓になっており、ベランダ越しに広々とした芝生を一望することができる。春には桜並木が窓の下に立ち並び、かなり美しい景色を楽しむことができるのだが、しかし今年は花見も自粛ということで、吾輩と向かい合わせに坐っている人間の女だけが、一人占めだ。

彼女の名は三枝みどりというらしい。きれいな女である。歳は三十歳ぐらいだと思うが、若く見える。スタイルも抜群で、特に胸の大きさには目を奪われてしまう。黒っぽいスーツのジャケットを押し上げる胸の曲線は、すばらしいという言葉以外思いつかないほどだ。

三枝みどりを一言で表現すれば、男好きのするいい女ということになる。たまたま吾輩がこの家に住みついた三年前に初めて顔を見たのだが、一目見て「この女と寝る男は死ぬほど幸せだろうな」と思ったものだ。こんな女が女房だったら毎日ニャンニャンしても飽きないだろうな、とうらやましく思ったものだ。

しかし、吾輩の直感は当たっていたことになる。みどりは今年から、ある男と暮らすようになっていた。この男は吾輩がこの家に住みつく前から、時々家に来ていた。みどりより十歳以上も年上だが、なかなかの二枚目であった。身だしなみもきちんとしていたし、話し方もていねいで礼儀正しかった。男はいつも吾輩のことを「おとなしい猫ですね」とほめてくれたものだ。

この男が今年の春から勤め先を変えたため、吾輩と顔を合わす機会が少なくなっていた。だから彼がこの家に来なくなった時は、「どうしたのだ?」と不思議に思ったものである。

みどりはこの男のことを、「昭二さん」と呼んでいる。二人は結婚していないが、この男はみどりのヒモなのだ。いや、正確に言えば、「元ヒモ」ということになるのだろう。みどりはこの男から金を貢いでもらっていたらしいが、今は逆に貢いでいるらしいのだ。

みどりの職業はよく分からない。時々家を留守にして出かけることもあるが、吾輩には行先を話してくれなかった。しかし大方予想はつく。きまって夜に外出するのだ。おそらく「夜のお仕事」をしているのだろう。

みどりは美人である上に、スタイルも実によろしい。きっとその「夜のお仕事」で高い金をもらっているのだろうと思う。だから貢ぐ相手がいても、生活には困らないのだ。

みどりは吾輩がこの家に住みついてから三カ月間、ほとんど一人で留守を守っていた。しかしその間、怪しいそぶりは少しもなかった。夜になると人相が変わるのだろうか、などと考えたこともあったが、どうやらそんなこともなかったらしい。

しかし四月の中ごろ、変化が起きた。

この男は毎朝九時ごろに家を出て、遅くとも午後八時には帰宅していた。みどりは彼が帰宅する時間を見計らって夕食を作り、家の前で帰りを待っていた。しかし四月の中旬を過ぎたある日から、男は夕食を食べなくなったらしいのだ。

それ以来、みどりが夕食を作って待っていることはなくなった。この男は一人で外食をしているらしい。その代わり風呂に入るようになったようだ。それまではみどりに「臭いからシャワーを浴びて」と言われても、「時間がもったいない」とか言ってかたくなに拒否していたのに。みどりは吾輩の夕食を用意する時、「今日は昭二さん、外で食べてくるからいらないんですって」などとつぶやいたりするようになった。その間も風呂に入ることはやめなかったらしい。

吾輩はこの男が何をしているのか、不思議に思っていた。この男はみどりのヒモなのだから、外で夕食を食うなどということはありえないはずだからだ。

しかしある夜のことで、吾輩にもやっと事情が分かった。この男はみどりの目を盗んで外出すると、行きつけのバーで一杯飲んできたらしいのだ。その後でみどりの待つ家に戻ってきて、シャワーを浴びて寝たふりをしていたのだろう。だから夜遅くに帰宅しても、みどりは「遅かったわね」と言うだけで、それ以上追及しなかったのだ。

その後もこの男は同じことを繰り返していたらしい。ある晩吾輩が夜食をもらっていると、この男はいつになく酔っぱらって帰宅した。そのままソファーに横になり、朝まで正体もなく眠りこけていたものだ。

さて、その翌朝のことだが……。

この男は前日の深酒がたたったらしく、目覚めたのは昼過ぎだった。まだ酔がさめないのか、前日の夕食を抜いた埋め合わせのつもりなのだろう、前夜の夕食時に出しておいた刺身の残りをつまんでから、風呂場に行った。

その時みどりはキッチンで洗い物をしていたようだ。この男は鼻歌を歌いながらシャワーを浴びていたらしいが、突然悲鳴が聞こえて来た。何事かと風呂場に駆け付けたみどりは、そこで腰を抜かしてしまったらしいのだ。

吾輩も風呂場に行ってみた。この男は湯舟につかったまま真っ青な顔であわてふためき、しきりと天井を指さしている。その指の先を見上げると、天井から刺身醤油の壜がつり下げられていた。なぜそんな所に醤油の壜がつり下がっているのか、吾輩にも分からない。

男はみどりに「警察を呼んで」と頼んだらしいが、みどりは動転していたのか、それともアルコールがまだ完全にさめていなかったのか、ともかくタオルで男を隠しながら風呂場から飛び出し、リビングルームでへたり込んでしまった。

それからどれくらい時間がたっただろうか。玄関のチャイムが鳴り、二人の男がこの家に入って来た。一人は制服を着た警察官で、もう一人は作業服を着た建築業者のような男だ。

みどりは二人の警察官には風呂場に侵入者がいることを告げたらしい。警察官たちはすぐに靴を脱ぎ、バスタオルを腰に巻いて風呂場に入っていった。そこでひと悶着あったようだが……吾輩はよく知らない。

やがて警察官たちは腰にタオルを巻いただけの格好でリビングルームに戻ってきた。「もう大丈夫ですよ」と一人がみどりに声をかけたようだ。

みどりはバスタオル姿の男を見ると、安心したのかまた悲鳴を上げた。そしてバスタオル姿の男にしがみつき、しくしくと泣き始めた。

バスタオル姿の男は、抱き合う(?)みどりと警察官たちを交互に眺めながら、「えらいことになってもたなあ」とつぶやいた。この男にとって大変なことになったのは間違いがないが、どこかノンキな声であった。

みどりに抱きつかれたまま所在なさそうに突っ立っている男に、二人の警察官は話しかけた。

「悲鳴を上げたのはこちらの女性ですか?」

「そうです」とバスタオル姿の男が答えた。

「風呂場に何かいましたか?」

「そらもう、おっきなムカデが一匹……」

それを聞いて警察官たちは大笑いし、

「ムカデと人間を見まちがえるとはねえ。よほどあわてていたんでしょうな」と言った。そして付け加えた。

「裸で外をうろつくからですよ」

バスタオル姿の男は頭をかいた。

「やっぱり、この陽気ではちょっと無謀でしたなあ」

二人の警察官が帰り支度を始めた時、玄関のチャイムが鳴った。今度はちゃんと来客のようである。みどりはバスタオル姿のままおろおろしていたが、男が「大丈夫やから」と言って風呂場を出ていった。玄関に行ってみると、今度は制服を着た婦人警官が二人立っていた。一人は三十歳ぐらいで、もう一人は二十歳前の娘だ。若い方の婦人警官は手に書類を持っていたから、この男は警察を呼ばれて調書を取られたらしい。

「三枝昌代さんですね?」と婦人警官の一人が訊いた。

「そうです」とみどりが答えた。

「こちらはお子さんですか?」

みどりはバスタオル姿の男を指さして言った。

「いいえ」と男は首を振った。そして吾輩の顔を見た。「猫です。名前はまだないけど」

若い婦人警官はそれを聞いて「ニャア」と鳴いた吾輩を抱き上げ、しげしげと眺めた。

「この猫が悲鳴を聞いて駆け付けたんですわ。そらもう、勇敢なことでんな」

バスタオル姿の男も感心したように言った。婦人警官の一人は男に抱かれているバスタオル姿のみどりをちらちら見ながら調書に記入していたが、顔を上げると笑いながら言った。

「三枝さん、えらい災難でしたねえ。でも、お子さんでもない男の人が悲鳴を上げるなんて、よくないわ。これからは気をつけないとね」

「はい、申し訳ありません」みどりが頭を下げた。

若い婦人警官は吾輩を床に降ろした。そしてもう一人の婦警に抱かれているバスタオル姿のみどりと男を見てから、

「でも三枝さん、いい眺めやないの」と言って笑った。

「いや……もう」男は頭を掻いた。「えらい目に遭いました」

二人の婦警は笑いながら帰って行った。

それからしばらくして、この三枝家の応接間は模様替えをされたらしい。

それまでは応接セットとみどりの鏡台、それに大きな書棚があるだけだったこの部屋には、さまざまな家具が置かれるようになった。書棚には日本文学全集やら世界文学全集やらが並べられ、レコード・ジャケットが壁に掛けられるようになった。そして吾輩専用の出窓もできた。

その出窓のガラス越しに、吾輩は外を眺めている。この出窓から眺めると、家の前の通りを行き来する人の動きがよく分かるからだ。今も若い男女が吾輩を見上げて「やあ、元気か」などと言っている。

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