Ⅺ話 襲撃事件
その日の夜、四人は宿へと戻りゆっくりとしていた。明日の討伐祭のために早めに出て前の方で見ようとなったので早く寝ることになった。
「ふぁ~ 眠たいけど何だか眠たくないな~」
「なんだそりゃ 明日の討伐祭が楽しみ過ぎて眠たくならないのか?」
「そうなんですよ~ まぁベッドに入ればすぐに寝ちゃいそうだけど」
「ならいいじゃないか」
「まぁいいとして、シューメルさんは討伐祭にずっと来てるんですか?」
「毎年ではないが来てはいる 流石に長い距離だ 行く気は半減するよ」
「そうなんですか…」
「そういえば、書物庫を掃除したそうじゃないか」
「ええ、いろいろ多すぎて大変でしたよ ハベーヌからくる王女さんのために掃除するっていうことでやってましたけど…」
「あぁ~ あの国か 以前行ったことがあるが面白い国だったよ」
「どんな国だったんですか?」
「なんでも、転移者を多く集め、転移前の世界の技術を多く取り入れているらしい この国もハベーヌの技術を使って回復したらしい」
「凄い! 行ってみたい!」
「そのうち行けるといいなぁ」
そんな話をしていたその時、扉が壊され数人黒いローブ見たいなものを着たやつらが入ってきて急に襲い掛かってきた。そして、隣のツカサさんとセレナさんの部屋でも同様の音がした。シューメルさんは俺を守るためとっさに剣を握り、攻撃を防いでくれた。
「シューメルさん!!」
「心配するな! それより脱出するぞ!!」
「え⁉ ・・・そうゆうことか!!」
俺は近くにあった椅子を窓に投げ割れたとこから俺とシューメルさんは脱出した。隣の二人も同様に脱出していた。後を追うようにローブを着たやつらも窓から飛び降りてきた。俺たちは二手に分かれることにし逃げた。街中を逃げ回り少し広いところにへとおびき寄せた。
「誰ですか、この人ら…」
「分からないが、あのローブ… おそらくは暗殺部隊のやつらだ!」
「暗殺部隊⁈」
「どこの所属かもわからない凄腕の部隊だ! 請け負った仕事は必ずやり遂げる…騎士団にいる時にも噂はいくつか聞いていたが…まさか狙われることになるとは」
「のんきなこと言ってる場合じゃないですよ…」
数に不利だと判断し俺はあるものを生成した。レバーアクションのショットガンだ。それも、俺の特注でマガジンチューブが回転式になって五か所入れつとこがありそれぞれ6発ずつ入り薬室も入れると31発入るようになっている。正直スピンコックがしたくてレバーアクション式にしたのは言うまでもない。攻撃をシューメルさんは行っていたがどうやら防御魔法によって防がれているようだった。俺は、目の前の敵に向かって発砲した。すぐに展開されたがシールドを貫通した。
「よし!当たった! というか、貫通したよね… 今貫通したよね!」
『もしかしたら、高速で当たるものは防御しきれないのかもしれないわね』
「それならバンバン撃っちゃうか!」
俺は、近寄ってきた敵を撃ちまくり敵は動けるような人が減ってきた。シューメルさんの方も防御範囲外からの攻撃やパワーで押し切っている感じだった。
(すごい! まるで敵を寄せ付けていない! これが討伐時に隊長を務めていたシューメルさんの力なのか)
そして、10分ほど攻防が続き、やっと暗殺部隊は撤退した。その頃、ツカサさん達は・・・
「しつこいな…クッ! それに強い!」
相手が手ごわく、苦戦を強いられていた。思った以上に戦闘能力が高かった。どこかで、しかもそれ相応の強さのあるものが指揮をとっているに違いなかった。
「狙う意味はない 帰って」
「悪いがそうゆうわけにもいかねぇんだよぉ おとなしくやられてくれや!」
「無理」
「これ以上は…… ん? なんだこれ…… まずい! 伏せろ!」
「え、なに?」
一瞬にして閃光が走り、視界を奪われた。光が消え見ると彼女もなんとか無事のようではあった。辺りを見渡すとさっきまでいたやつらが全員いなかった。そして急いで宿まで戻ることにした。
数分後、ツカサさん達と宿で合流することができそれぞれ状況を整理しあった。
「つまり、どこのやつかもわからない暗殺部隊が襲ってきたってことか 厄介なのに目をつけられたな」
「この前監視されていたのも何か関係がありそうだな」
俺たちは、話があまりまとまらなかったがとりあえず宿にへと戻ることとした。




