物語の終わり 終わりの物語
俺は俺が始まった事を知っている
じゃあ次に知るべきことはなんだろう、考える
始まりを知ったなら終わりを知るのが順序、順番ではないだろうか
終わりについて考える
終わりとはなんだ?
始まってしまった俺の終わりとはなんだ?
いくら考えても答えが出ない
なぜ答えが出ないんだ、答えはあるはずなんだ
俺は終わるまで考えること止めることができない
なぜなら俺は終わりがあること知って、それを信じているからなんだ
俺は考えるのを止めない
・・・・・・
だがいくら時間が過ぎただろう、答えが出そうにない
・・・・・・
いくらの時間が過ぎただろう、俺は終わりが本当にあるものか疑う
俺は終わりがあることを信じていた、それを思想にしていた。
終わりは無いのか? 俺は終われないのか?
そう思うと俺は俺が信じて思想にしていたものを疑う
証明できないものを信じるを間違っているのではないか?
その疑問にはすぐ答えが出た。それは間違っていると言える
俺に終わりはないし、そもそも始まっていないんじゃないか?
だとしたら俺は考える必要が無いんじゃないか?
そう考えた俺は考えるのを止めた
この先には何もない
こうしてこの物語は終わったのである