恋って・・・何?
「たっだいまー♪」
ルンルン気分で美紀が帰ってきた。
「おかえりー」
「ほんっと!坂江先生かっこいいんだから〜♪」
美紀は社会担当の坂江先生が好きなの。
どこがいいのか分かんないんだけどね。
「そうなんだぁ」
「もう!優衣その反応やめてよ〜」
「だってどこがいいか分かんないもん」
私はきっぱりと言う。
「そっかぁぁああ。ってか!優衣恋しなよ!!」
・・・恋?
よく言われるその言葉。
恋って・・・何?
「ねえ聞きたいんだけど」
「ん?なぁに??」
「恋って・・・何?」
美紀が肩を落とす。
「もう!優衣は恋なんか一生しないかもね!!」
私は・・・恋をすることはできないの??
この人生の中で恋をしたことがないのは私だけなの?
ガラッ
教室のドアが開いた。
「優衣!!」
私を呼んだのは。
・・・・さっきの奈良井君だ。
しかも呼び捨て。
「え?優衣。奈良井と知り合いなの?しかも呼び捨てって・・・」
美紀は目を丸くしている。
「ち・・・!違うわよ!!変な関係じゃないんだからね!今日知り合ったのよ!」
私は顔を赤く染める。
「ゆー・・・」
「今行くわよ!!」
奈良井君がまた名前を呼ぼうとしたので私は叫んで言葉を消した。
私はしかたなく奈良井君のもとへ向かった。
「何よ」
「そー怒んなって。考えてくれた?付き合うか」
またその話〜??
考えたも何もあなたのと付き合う気はないわよ。
「付き合う気はありません」
「なんでだよ〜」
「あなたのこと知らないし、好きじゃないからです」
そうだよ。
付き合う以前に今日会ったばっかりじゃない。
「じゃぁ、アド教えて?」
「アドレスを・・・?」
「うん。メールしよ♪」
・・・まぁ。
メールぐらいならいっか。
「いーよ」
「さんきゅー!」
私達はアドレスを交換した。
それから毎日毎日いつでもメールが来るようになった。
♪〜ピロピロピロ
「優衣〜。また鳴ってるよ?」
「・・・どうせ奈良井君よ・・・」
そう・・・。
毎日来るメールにうんざりしている私。
「でもさぁよくやるよね優衣」
「え?」
「だって、奈良井って女好きなんだよ?」
「・・・・え?」
女好きって・・・。
じゃぁ私とのメールは全部遊びだったってこと?
なにそれ・・・。
なんかむかつく・・・。
・・・え?
なんでこんなにいら立ってるの?
どうして・・・・。




