END
「お父様!お母様!!」
私は二人のもとへ走った。
「拓君との関係はなかったことにしてください!!」
「優衣・・・?どうしてだい?」
「私は!和が好きなんです!!だから・・・」
私は目に涙を溜めていた。
「無理ですよね〜お父さん」
拓君が口をはさむ。
「・・・分かったよ」
「え?」
「拓と優衣の結婚はなかったことにするよ」
私はこの言葉を聞いた瞬間、目に溜まっていた涙が流れた。
「ありがと〜!!」
こうして私と拓君の結婚は無くなった。
次の日。
「優衣!!」
後ろから和が抱きついてきた。
「ひゃあっ?!」
「おっはよー♪」
「お・・・おはよー」
あー・・・
びっくりした。
心臓止まっちゃうよ・・・。
「優衣は俺のこと好きなんだよな?」
「え・・・あ。うん!」
「やった♪俺も大好き〜♪♪」
また和が抱きついてきた。
「優衣ちゃん!」
また後ろから声が聞こえる。
振り向くと、拓君の姿があった。
「ん?どうしたの?」
「俺!!諦めないから!」
「え?」
拓君は私の腕を掴み、引っ張った。
すると、私のほっぺにキスした。
「〜〜〜〜〜?!」
「こらぁ!!優衣に手出すな〜!!」
拓君はべーと舌を出し、学校に向って走り出した。
もー!!
あれで終わったんじゃないの〜?!
私の恋の行方はどうなっちゃうわけ〜??




