第六章 継承 都の統治者(12)
- 祇園御霊会 -
京の都ではたくさんの観衆が押し寄せる中、数十基もの山鉾が列を成して巡行していた。
かつてこの祇園御霊会は比叡山延暦寺の末寺の祇園社の神輿渡御の神事であったが、今では多くの町衆が主体となって行われる祭りとなり、山鉾巡行と芸能を組み合わせた都の一大行事となっている。大通りを巡行している山鉾は町ごとに趣向を凝らし、職人が施した様な飾り付けが成され、囃子の演奏と羯鼓舞などの舞を伴って巡行している。その豪華絢爛な工芸美観と文化水準の高さは都の祭りならではのもので、観衆は華やかな夢絵巻に導かれたかの如く山鉾の巡行を観覧していた。
幕府将軍足利義晴はこの巡行を良く眺めることができる桟敷に広い宴席を設け、夫人やたくさんの公家衆と共に観覧していた。
「いやあ、皆とこうして飲み交わしが出来て楽しいのぉ」
日頃幕府将軍の重責を担っている義晴は祭りの雰囲気を酒の肴にしながら、公家衆を相手に上機嫌となって宴を楽しんでいた。
「そうですなぁ将軍、まま、一献、ところで今度の我らの宮中行事については資金と人の援助のほどよろしゅう願います」
「将軍、私からも一献、さすればこれを気に今後ご贔屓のほどよろしゅう願います」
「将軍、将軍、私からも一献、是非これを機に、これからは将軍の下に仕えさせてください」
多くの公家衆が戦乱の世の中で生活に窮しており、この宴を機に将軍との縁故を深めることで事態を凌ぎたいと思っていた。
「やっぱりまつりはみなで楽しめてよいのぉ~、なぁおぬし、なぁおぬし、そうおもうやろ」
しかし酒注ぎが続き酒の飲み方に勢いが付いた将軍は呂律の回らない口調で周囲に絡み始めると、その酒癖の悪さを知っている公家衆から徐々に距離を置く様になっていく。
「さけ、おい、さけー!」
そして泥酔状態に入った時、縁故を深めることがもはや困難と悟った公家衆の者たちは皆周囲から離れ、将軍に酒を注ぐ者はいなくなっていた。
その様な時に幕府管領細川晴元は明智十兵衛を連れて挨拶に訪れた。
(おぉ、将軍様が目の前に…、近い…)
若い十兵衛は普段雲の上の存在である将軍を目の当たりにして内心興奮気味となって晴元に付き添っていた。
「只今、国友より戻りました」
「おう、六郎ぅ、ごくろうであったな~、てっぽうは~、うまくつくれそか?」
六郎は晴元の通称で将軍義晴は三歳年下の晴元を弟の様にこの通称で呼んでいる。
「はい、この明智十兵衛の格別の働きにて、国友衆は町をあげて鉄砲の製作に対応しております」
そう言って晴元は隣りに控える十兵衛を国友での働きを褒めながら将軍に紹介した。
「それはよかったのぉ、じゅうべぇとやら、たいぎや」
「はっ」
十兵衛はその将軍義晴の言葉に畏まって頭を下げた。
(将軍に褒めてもらった、やった!)
これまで遠くからしか見ることの無かった将軍に面前でお褒めの言葉をもらう、それは若い十兵衛にとって大変名誉なことであった。もしかしたらこの先幕府内の重要な役職にて重用されるかも知れない、十兵衛は平静を装いながら、内心今の将軍の言葉を何度も思い起こしながら喜んでいた。
「おーい、さけ、このかんれいたんにもやってなー」
将軍は新たに酒を注文すると管領細川晴元と酌み交わし始めた。
その後、眼下で山鉾の巡行の列が続く一方で、桟敷では将軍と管領の飲み交わす酒杯の列が続いていた。そして暫くすると二人は徐々に妙な様相を見せ始めた。
「しょうぐ~ん、こたび~、くにともでてっぽうのせいさくいらいすとき、さいしょもんぜんばらいくろうたんやけっど、しょうぐんのいこうってめちゃめちゃ落ちとるやなぁ」
「ろくろー、ぬしがしっかりせんからやろ、ぬしはばくふのかんれーなんだからさぁ、もうすこしがんばれよぉ~」
徐々に周囲の者たちに緊張感が過る。将軍義晴と管領晴元の宴は酒乱対酒乱の争いに移行していた。
「ろくろー、わしゃぁくげしゅうからなぁ、だいりのしゅうりができておらんとか、みかどのぎょうじがとどこっとるとか、いっぱい文句いわれとるんよ、おまえなんとかせいよ」
「しょうぐ~ん、いまはにしのてきがたへのたいさくでいっぱいでしゅよぉ、しょうぐんはまた都落ちしたいんですかぁ、くげしゅうのいうことなんてしりませんよ」
泥酔状態となった二人は共に呂律が回っていない。周りの者たちはよもやの火の粉が飛び掛かってくることを恐れて距離を取り、夫人たちは避難を開始して、周囲は臨戦体制となっている。
「ろくろぉー、もっとひとをつかえよ、ちゅうべぇだったか、さっきのようなわかいやつ、もっとおろうがぁ」
「しょうぐ~ん、つかえるものはそんなにほいほいおらんすよぉ、良い家柄っつうだけのつかえないものはやまほどおりますがねぇ~」
そう言って晴元は尚も言葉を続けたそうな態度を見せながら、その視線を将軍義晴に向けた。その視線に対して義晴は怒りを覚えた。
「何じゃそりゃあ? わしのことか~!」
手酌で飲み合う二人は酒癖の悪さも兄弟の様であった。
他の者たちはとばっちりを恐れて既に安全な距離を取る様になっていた。十兵衛もまた自然と他の者たちと同様に少し距離をおきながら二人を見ていた。
(さっきの将軍の言ったちゅうべぇって私のことだよな~)
先ほど将軍よりお褒めの言葉を戴いた時は凄く嬉しく思った。しかし酔いの中で名前は覚えてもらえず、恐らく国友の働き自体も実績として上げられることは無いであろう。
脳裏にまた浅井新九郎の言葉が過る。
(十兵衛、新しい世が来ておるのだぞ、その新しい世に向けてぬしが大事にすべきは古い幕府の体質で良いのか?)
酒乱の将軍と管領、新しい時代が来るという中で今の自分はこの様な者たちの権威を守るための存在となっている。それで良いのであろうか、泥酔状態で自己保身の議論しかしていない二人を見ていると何か失望感が湧いて来る。
周囲では中下位の公家衆が将軍や管領以外で頼りになりそうな上位の公家衆や有力家との縁故を求めて、話を合わせながら作り笑いを広げている。
「失礼、小用にて」
誰にともなくそう言って立ち上がった十兵衛は周囲に気付かれる事無くその場を離れた。
(つまらぬ宴だ、長居は無用!)
この宴の場は自分には合わない、そう思った十兵衛はそのまま桟敷の場を後にして、陣幕が張られた横を通り立ち去ろうとした。
その時であった。
(おや、あれは?)
別の方向から陣幕の中に若狭武田家の彦二郎が入って行くのが見えた。しかしそこからは山鉾の巡行を観ることは出来ない。
(彦二郎は何をしているのだ?)
観音寺で彦二郎と右衛門は御爺上の六角定頼から特別任務を仰せつかっていた。祇園御霊会での要人の警護でも行うのかと思ったがどうもそうではないらしい。気になった十兵衛は密かに陣幕に近寄った。すると中から彦二郎と面会しているらしき相手との会話が聞こえてきた。
「今、帰ったぞー」
「おまえさん、きょうもかえりがおそいのね、まさかおざしきあそびにきょうじていたんじゃぁないだろうね?」
「いやいや、仕事の接待が長引いていたのじゃ、宮仕えもたいへんでなぁ、いやぁ、まいった、まいった」
「このあいだもそんなこと言って、おそくまで飲んでいたでしょ、わたしとまいこはんとどっちがだいじなの!」
十兵衛はその会話を耳にして首を捻った。
まだ彦二郎は婚儀を挙げておらず嫁はおらぬ筈、それなのにこの生々しい会話は一体どういうことであろう。それにもう一つ、相手の声が妙に幼く聞こえるのが気になる。
十兵衛は陣幕の隙間から中を覗いてみた。
するとおもちゃの様な食膳を前にした彦二郎が困り顔で幼い娘のおままごとに付き合わされている様子が目に入った。
「もうおわりだわー、わたしたちのかんけいもこれまでわー、おいおい」
「いやいや、お花どの、そなたに勝てる舞子などおらぬ、そなたが一番じゃ」
「えー、ほんとぉ、うれしー」
それは何とも切実な様子のままごとであった。相手となっている幼い娘は将軍義晴の娘の様で、大人衆が皆で山鉾巡行を観覧している間、彦二郎が子守り役を担っている様であった。
(くくくっ、なるほどこれは大変な特別任務だ、桟敷の飲兵衛たちの相手に匹敵する大変さだ…)
十兵衛はその彦二郎の光景を見て、吹き出しそうになるのを懸命に堪えながらそっとその陣幕を離れた。
陣幕はその先にもう二張続いていた。
(こっちの陣幕にはもしかすると…)
こちらの陣幕では右衛門が特別任務を行っているかも知れない、そう思った十兵衛は隣りの陣幕の隙間から密かに中を覗いた。するとその予想は的中し、中では右衛門が真剣な表情で幼い男の子と討議していた。
「右衛門、ぬしはなにゆえこの世に生きておるのだ?」
「は? いえ、千歳丸様、なにゆえと申されましても…」
「ぬしが生きる意味とはなんぞや、何の意味を持って今を生きておるのじゃ」
「はい、私は幕府にお仕えするために生きておりまする」
「そうか、では、ぬしの幕府での貢献度とは如何ほどか、その貢献度が民にどの様に活かされているのか、それは将来に渡って展開できる内容になっておるのか、しっかりした展望とそれに対する目標を持っておるのか、それから具体的な実務工程を打ち立て妥当な判断指標を設けて行っておるのか?」
「へ、は、えっ?」
右衛門はその男の子の問い掛けに答え切れずに錯乱の様相を見せている。相手の男の子はやはり将軍の御子の様であった。
(はははっ、面倒臭そうな子じゃ、こっちも大変な特別任務だ)
十兵衛は説教を喰らっている右衛門のことを少し哀れと思いつつ、それも別任務と思うと何か可笑しく思えた。
(さて、最後の一張は?)
十兵衛は興味を抱きながら最後三つ目の陣幕をその入り口の隙間から覗き込んだ。すると一人の高貴そうな幼い男の子が自分より少し年長と見える二人の男の子を前に木刀を構えて対峙しているのが見えた。
「万吉、内蔵助、良いぞ、いざ、掛かって来い!」
「菊幢丸さま、容赦は致しませぬぞ」
「菊幢丸さま、勝負です」
菊幢丸は将軍義晴の嫡男であり、二人の年長の子供たちは菊幢丸に付けられている家臣の様であった。
カキーン
カキーン
ガシッ
カキーン
三人は互いに声を掛け合うと子供とは思えない素早い身の振りで陣幕の中に刀先を打ち鳴らす音を鳴り響かせた。
(ほう、ご嫡男様は相当な鍛錬を積んでおる…)
十兵衛は三人の子供たちの剣術の腕の高さに感心した。
「とりゃー」
カキーン
カキーン
二人を相手に全力で木刀を打ち込む菊幢丸は生き生きとしており、疲れを見せる様子は無い。全力の手合で剣術を高めることが彼の楽しみとなっている様に見える。三人の打ち合いは続き、それを十兵衛は興味を持って覗いていた。
するとその時、陣幕を覗き込む十兵衛の背後に二人の者が近付いていた。二人は十兵衛に気が付かれぬ様にとそっと近付くと、そのまま勢いよく十兵衛に体当たりをかけた。
ドン!
「うわっ!」
不意に背後から押し出しを食らった十兵衛は陣幕の中へと転がり込んだ。陣幕の中の者たちの視線が一気に十兵衛に向けられる。
「何奴!?」
手合で活気付いている菊幢丸は自ら木刀を振り翳して侵入者の十兵衛に向かって行った。
「いえ、私は怪しい者ではござりませぬ」
「怪しい奴め、問答無用、たー!」
菊幢丸は弁明する十兵衛に容赦なく木刀を振り下ろした。困った十兵衛は咄嗟に近くに落ちていた小枝を拾い上げると、その小枝を振って菊幢丸の打ち込みを躱した。
この十兵衛の防御に菊幢丸は目を丸くして驚いた。
(その様な筈は無い!)
自分の打ち込みが小枝であしらわれることなどあり得ない。そう思いながらその後何度も打ち込みを掛けるが、この男に当てる事ができない。菊幢丸の打ち込みは全て小枝でうまくその角度を変えられ躱されていた。
菊幢丸は次第に苛立ちを感じていた。この相手が何者なのかは分からない。しかし鍛錬を積み、剣術に磨きを掛けている自分がこの男が振るう小枝一つ破壊できずにいることに納得ができなかった。
(うーん、困った…)
一方で十兵衛は意地になって打ち込みを掛けて来る菊幢丸に困惑していた。
菊幢丸の打ち込みが終わりを見せる様子はない。しかし他の者たちの自分への視線が気になるし、何にしても自分をこの陣幕の場に突き出した者の正体が気になる。
「たー!」
そして菊幢丸が渾身の突きを見せた時だった。
十兵衛は小枝を使ってさっと避けると、その小枝を菊幢丸の前に投げ捨てた。菊幢丸はそれを見てここぞとばかりに踵を返し、十兵衛に向けて木刀を縦に振り下ろした。しかしその手からは木刀が消えている。
(何!?)
木刀は瞬間的に十兵衛に掠め取られていた。
「良い太刀筋でございました」
十兵衛は木刀を返しながら笑顔を見せて遠回しに手合の終了を伝えた。菊幢丸は十兵衛を睨みつけたが、一度木刀を取られるいう状態に至ってはこの場の負けを認めざるを得ない。その背後ではその様子を見ていた二人の男たちが拍手をしていた。
「ははは、さすが十兵衛じゃ!」
「ははは、いやー、やるのー!」
それは聞き覚えのある声であった。
「やはりぬしらか、酷いな、私を陣幕の中へ突き出しおって!」
十兵衛は二人の顔を見ると、少し安心感を覚えながら笑顔を見せた。
「陣幕覗いておって、何やら行動が怪しかったからのぉ」
「隙だらけだったしのぉ、びっくりしたか?」
二人は十兵衛と同じ幕府奉公衆の三淵弥四郎(後の三淵藤英)と斉藤孫九郎(後の石谷頼辰)で、十兵衛とは同年齢の気が合う仲間であった。
「びっくりしたぞ、しかし私も迂闊であった、菊幢丸さまたちの打ち合いの様子につい夢中になって見てしまっていた」
「ほう、そうなのか」
「なるほどのぉ」
十兵衛の言葉を聞いた二人は菊幢丸の稽古の相手となっていた家臣の子供に目を向けた。するとその二人が菊幢丸に一礼して駆け寄ってくる。
「兄上、ご無沙汰しております」
「兄上、ご無沙汰しております」
二人はそれぞれ弥四郎と孫九郎の実弟の三淵万吉(後の細川藤孝)と斎藤内蔵助(後の斎藤利三)であった。
「おう、ぬしらも菊幢丸に付いて大分剣術が上達したようだな」
「この覗き見十兵衛から聞いたぞ」
「いや、孫九郎、覗き見十兵衛と言うのは聞こえが悪い」
十兵衛はその紹介のされ方を嫌がった。
はははは
この時、五人は楽し気に顔を合わせていたが、菊幢丸だけは少し離れて変らず憮然とした表情を見せていた。
(そんな筈は無い!)
剣術の腕に自信があった菊幢丸にとって、十兵衛に小枝で軽くあしらわれた挙句、瞬時に木刀を取られたことはこれまでに無い屈辱的なことで、積み上げてきた自信を揺るがせる状況になっていた。
菊幢丸はむっとした表情で和気あいあいとしている万吉、内蔵助に言い放った。
「万吉、内蔵助、これから師匠の所へ行くぞ、稽古のやり直しじゃ!」
それを聞いて二人は驚いた。
「えぇ、これからですか? 塚原卜全先生の所ですか?」
「この祭りの日にですか?」
菊幢丸は一度決めるとそのままその我を通そうとする。良い意味で言えば決断力、行動力があると言えるが、反面では他人の言う事を聞かない、他人の迷惑を顧みないとも言える。
「そうだ、先生の所でもう一度剣術を確認しておく、行くぞ!」
そう言うと菊幢丸は一人さっさと陣幕から出て行ってしまった。それを見た二人は慌てた。
「それでは兄上、また」
「また、是非今度はゆっくりと」
万吉と内蔵助はそう言って一礼すると、忙しく身の回りの物をまとめて菊幢丸の後を追って行った。その様子を見ていた弥四郎と孫九郎は少し呆れた様にして言葉を溢した。
「菊幢丸さまは武門一筋で何とも堅そうな感じだな」
「うむ、少々御気性が荒い、将軍になられた時は我ら奉公衆、苦労するやも知れぬ」
十兵衛は二人の話を聞いて菊幢丸が将軍になった時の様子を想像してみた。
武門の棟梁として強い気性と剣術の腕を有する将軍、力を誇示しその威を以て行われる幕府の政務、しかしながら戦国の世では周囲との調和が無ければ成り立たない。
(我らは支えて行けるであろうか?)
現在の将軍義晴さまも、将来の御嫡男の菊幢丸にも不安が付きまとう。
(十兵衛、新しい世が来ておるのだぞ!)
再び新九郎の言葉が脳裏に問い掛ける。
時代は変わる、その変わっていく時代に対して幕府をどう調和させていけば良いのであろうか、十兵衛は三人の男の子が出て行った方を見つめながら深く考え込んでいた。
そんな十兵衛に三淵弥四郎と石谷孫九郎が話し掛けた。
「十兵衛、この後は如何する?」
「何か用事はあるのか?」
久し振りの京での再会、二人はもう少し十兵衛と話を続けたいと思った。そしてそれは十兵衛も同じであった。
「いや、特に無い、というか先程まで将軍が観覧されている桟敷の宴におったのだが、性に合わなくてな、抜け出して来たところだ」
そう言って十兵衛は笑みを見せた。
「ははは、桟敷の観覧は公家衆ばかり、場違いであったろう」
「我らなど行ったら、ずっとかしこみかしこみになるからな」
そう言って二人も笑みを見せた。
「いや、ほんと、その通り」
せっかくの京での祭りの観覧、高貴な者たちが集まる場で縁故作りなどをする宴より、気の合う仲間といる方が楽しい。
「それじゃあ、この後我らの祭り見物に付き合え」
「一応名目は警備だけどな、やはり祭りというのは間近で見るのが良い」
「おう、いいね、行こう行こう」
京の祭りを間近で楽しむ、十兵衛は同い年の二人とこの後の行動を共にする事にした。




