ディズ○ーシー⑫
「お待ちしておりました、お席にご案内いたします」
「ねぇ、美優、ひょっとして奥のケルプルーム?」
「そうだよ、個室を取ってあるハズだけど・・・どうかしたの?」
「え、シェルルームとパールルームしか行った事無かったから
奥はコース料理専用ルームだからね」
「へぇ、美里も知らない所かぁ
なんだか海の中ってイメージの内装だね
これは、奥に行くほど深い海って事なのかな?」
「Oチェーアノだしね、英語だとオーシャンになるんでしょ?
たしか11月は1万円のコースだけだったような記憶が・・・
うちの経済事情では5千円ぐらいのブッフェしか許されなかったからね~
しかも、口実が「美里はよく食べるからコースだと足りないでしょ?」ってね」
「そ、それは、口実じゃなくて事実のような・・・
でも美里ならお値段以上に食べそうだけどね」
「た、たくさん運動してカロリーを消費するから仕方ないのよ」
「そうなのよねー、あれだけ食べてるのにこのスタイル・・・
色々なダイエット方法があるけど、やっぱり運動が一番ってよくわかるよね」
「えっ?美咲ダイエットしてるの?」
「まさか~、そんなワケないでしょ
この体型のどこにダイエットが必要なの?
日頃から太らないようにしているだけよ
今日は少し食べ過ぎだから来週すこ~し節制するだけだよ」
「ぼ、ボクも気を付けよう」
「ダメ!ヒカルはもう少し脂肪を増やさないと・・・
目標はお子様体型からの脱却よ」
「う、ウン、そうだね、いつまでもこんな洗濯板じゃダメだよね
美紀ぐらいまでっていうのは無理でも、せめて美咲ぐらいは・・・
がんばろうね、美優!美里!」
「あ、私は今のままでいいよ
スパイクの邪魔になったら困るし・・・」
「どこのアマゾネスだよ、コイツ
さぁ、せっかくの美味しいお料理なんだから気兼ねせずに食べようよ」
「そうだね、ハーフポーションで代わりに品数を増やしてあるヒカルスペシャルコースらしいよ」
「な、なんなのその名前は・・・」
「え~とね、普段使えないような高級食材を惜しげもなく使って
ヒカルが食べきれるように1品の量を少なくしてあるんだって
つまり、ヒカルのためのメニューだね」
「ちょっと待って、それじゃあボクは大丈夫でも
美里には足りなくて、お腹をすかせちゃうよ!」
「あ、ヒカル、私の事なら心配しないでいいよ
ホテルの売店でインスタントラーメンでも買って夜食を食べるから」
「でも、それじゃあせっかくの旅行が・・・
美優、どうしよう?」
「だったらル-ムサービスを取れば?」
「る、ルームサービスってかなり高いんじゃ・・・」
「心配いらないわよ、週末に2時間貸切に比べれば雀の涙ってヤツね」
そうだった、この後貸切だったんだ・・・
400k記念番外編はヒカル母こと薫子に決定しました
ついでに500kもネタいただきました~
ありがとうございます
え?
そうです
2件”も”リクエストがあったんです!!
あ、そこのアナタ、今苦笑しましたね?
たった2件じゃ無いですよ、2件もあったんです
大事な事なので2回言います
たった2件じゃ無いですよ、2件もあったんです
ふぅ、と、とりあえず書き始めないと・・・