ディ○ニーシー⑪
「ヨシ!、これでカレー味のポップコーンも制覇だ~」
「ヒカルは最初からカレー味って言ってましたもんね
そういえば、お昼もカレーを食べたがってましたよね」
「確かに美紀の言う通りだね
ヒカルってカレーが好物でしょ?」
「ピンポーン、美咲大正解だよ~
ボクはカレーなら一週間同じメニューでも大丈夫だよ」
「3日以上同じメニューでいけるのは好物じゃなくて大好物って言うんですよ
でも、カレーなら私でも作れる
私の手作りカレーをヒカルに・・・
ぐふふっ」
「ねぇ、ヒカルの護衛の人ってやっぱり・・・」
「まぁ美咲の懸念はわかるけどね、でも腕はしっかりしてるし、ヒカルを守る事には一生懸命だし
そもそも女性のボディーガードってなかなか居ないんだよね
まぁなんとかなるでしょ?」
「ガンバレ美優!」
「ねぇヒカル、この三二一ちゃんの耳付けてみてよ」
「え~、ソレなんて罰ゲーム
恥ずかしいんですけど
そういう美里が付けたらどうなの?」
「だって、私だと似合わないでしょ?髪の毛もショートだし・・・
その点ヒカルならカワイイと思うんだけど」
「ちょっと待って、アヤさん、どうしてデジカメ握りしめてるんですか
それにそのキラキラした目は・・・」
「大丈夫です、外部に出すようなもったいない事はしませんので安心して下さい」
「”もったいない”んだ・・・」
「さぁ、付けましょう、是非付けましょう、ちゃっちゃと付けましょう」
「ぷっ、アヤさん・・・じゃあみんなで付けてみようよ
一人だと恥ずかしいけどみんなで付ければ・・・ね?」
「群集心理だね」
「美咲はまた難しい言葉を使って・・・
群集心理ってアレだよね”赤信号みんなで渡れば怖くない”ってヤツ?」
「美里のニュアンスは合ってるけど、その例はいかがなモノかと・・・
でもヒカルが付けてくれるなら、私はいくらでも付けますよ」
「美紀はOKっと、私もOKだけど、美優と美里はどうするの?」
「私?私は当然OKですよ、聞くまでも無いでしょ?問題は美里だけです」
「うぅ、私が三二一ちゃんの耳を・・・
クッ、なんという屈辱
しかし、私が付ければヒカルも・・・
し、しかたないわね、付けるわよ!」
「やった~、それじゃあ
すいません、コレを”6つ”下さい」
「はい、みんなお揃いで付けようね」
「あれ?数が・・・あ、そうか、美優GJ!」
「えっ!私もですか?」
「そうだよ、ボクは”みんなで”って言ったでしょ?
アヤさんも仲間だよ」
「・・・ハイ」
「ねぇ、美優、コレってヒカルは意識してないよね?」
「うん、天然だよ
山田さんもイチコロだね
美咲もやばいでしょ?」
「そうだね、コレが自分に向けられたら・・・
一発で落ちる自信があるよ」
「ねぇ、二人でコソコソ話してないで、みんなで写真撮ろうよ
あの~すいません、写真撮ってもらっていいですか?」
やったね、みんなで一緒に写真を撮ってもらったよ
でも、ノリでキャストの人と写真撮っちゃったし
まぁ、いいか、楽しめればおっけ~