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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
1章 始まり
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おじいちゃん

あーーー緊張する~

ドキドキして心臓に悪いよ

ママの死を知らされてから2週間、今日の午後におじいちゃんが面会にくるんだ

午前中はキャロル先生と面談中だって


そうそうこの2週間でボクはかなり回復している

腕はもう自由に動かせるようになった、筋力はゼンゼンないけどね

短時間ならベッドの上で座れるんだ、スゴイでしょ?

キャロル先生もスゴイって言ってくれるよ

若いからって言ってるけどボクが頑張ってる事に間違いはないからね

腕が動かせるようになった時にお約束の

「無いーーーーー!!」

はやっておいたよw、でもね

「あるーーーーー!!」

は、出来なかったんだ

なんと言うか、その~


ボクは


ひんぬ~でしたorz

イヤ、ひんぬ~では無く膨らみかけに違いない

これから成長すんだよ・・・きっと

顔はママに似てるんだから、成長するはずだよ

ウンウン


コンコン

「失礼します」

ウワッ、キター、久しぶりの日本語だ~

アレ?何?何人入ってくるの?ぞろぞろと・・・

似たような地味なスーツを着て・・・

ボディーガードみたいな人?

あ~でも女の人も2人いるなぁ


あ、キャロル先生と一緒に・・・この人かな、ボクのおじいちゃん

黒髪にこめかみあたりに白髪がそこそこ・・・60手前ぐらい?


「光・・・か?」

「・・・はい、おじいちゃんですね」

「そうだ、おじいちゃんだ・・・可哀想に、こんな姿に・・・痩せ細って・・・

 もう大丈夫だ、おじいちゃんが守ってやるからな」

おじいちゃんはボクの手を握り締めて、俯いてしまった・・・あ、泣いてるのを隠してるのかな

ってちょっと痛いなぁ、おじいちゃん力入れすぎ~

「おじいちゃん、手が少し痛いです」

「!!あぁすまん、力が入り過ぎたか・・・」

ふぅ、おじいちゃんは握っていた手をそっと重ねるようにすると、

「薫子は何も言ってなかったそうだな、まずは自己紹介からだな

 私の名前は鷹峯たかがみ邦仁という、61歳だ

 光は鷹峯家で引き取る事になるから、鷹峯 光と名乗るように」

61かぁ少しずれた

「私には2人の娘がいたんだが2人とも私を置いて先に逝ってしまった

 私に残された血族は光、お前だけだ

 お前の病気の事は先生から説明を受けた

 成人までは私の目の届く所で過ごしてもらうが

 成人後は好きな事をして暮らせばいい

 ただし、二つだけ守って欲しい事がある

 1つは私より先に死なない事

 もう一つは鷹峯家を継いで、血脈を繋いで欲しい

 旧皇族”12”家の1つ、旧鷹峯宮家を」


は?旧宮家?ママってお嬢様だったの?


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