ハロウィン@百合寮②
「「「とりっくおあとり~と」」」
「きゃぁ~キタコレ!!」
「ぐっじょぶ!」
「「「とりっくおあとり~と」」」
「え~!雪女なの!」
「ハァハァハァ」
「「「とりっくおあとり~と」」」
「ナニコレ、カワイイ」
「これで、私達と同じ人間って・・・神様、あんた間違ってるぜ」
「「「とりっくおあとり~と」」」
「うほっ」
「あ~生きてて良かった・・・」
「「「とりっくおあとり~と」」」
「・・・」
「おい、せめて息をしろっ!しぬぞ~」
「「「とりっくおあとり~と」」」
「来たわね、ヒカル
それにしても、スゴイわね
ヒカルだけじゃなくて、グループで見ても飛びぬけてるんじゃないかしら」
「そうですか?これって採点はグループ毎でしたっけ?」
「そうよ、グループで統一感を出して上位を狙う人達もいるわ
ヒカルのグループはただでさえ美少女が揃ってる所に、この仕上がりの雪女とか
そっちはモリg・・・吸血鬼でしょ?あとは魔女っ娘にかぼちゃ娘と
・・・佐藤さん、ソレ何?」
「はい、ヒ○ツのア○コちゃんです」
「ぷっ
それ、後で山崎さんに見せてあげて・・・たぶんあの人の年代ならウケるはずよ」
「そうですね、山崎さんも採点側でしたよね・・・
スゴイね、美優ってそこまで考えてたんだ
ただのアニメオタクじゃなかったんだね、ボク、見直したよ」
「え、えぇ、トーゼンデス」
「考えてなかったみたいだね・・・でも結果オーライよ
心配しなくても、ヒカルが居るだけで勝ちは見えてるからかまわないわよ」
「相変わらず、美咲が腹黒いんですけど
あ、今日は衣装からして黒いね」
「これぐらいで何言ってるのよ、美里が何も考えてないだけでしょ?」
「ふふふ、美咲も悪よのう?」
「いえいえ、美優こそ・・・」
「ハイハイ、それぐらいにして次に行かないと、後ろがつかえてるわよ?」
「「は~い」」
「それじゃあ沙月お姉さま、また後で~」
「「「とりっくおあとり~と」」」
「おお!キタキタ、本命の登場だね」
「真理先輩!よろしくお願いします」
「え?美里ちゃんに言った訳じゃないよ、麗しの白雪姫に決まってるでしょ」
「真理先輩ヒドイです、同じバレー部の後輩なのに」
「仕方ないでしょ、姫相手に勝負にならないって」
「ハハハ、確かにそうですけどね」
「そうだ、伏見先輩、クイーンのエスコート役見ましたよ
恰好良くて、ボク、見惚れちゃいましたね」
「そうです、タ○ラ○カの男役みたいで
さすが真理先輩だなって
実はちょっと憧れてたりするんですよ
ヒカルのエスコート役を狙ってるのは内緒ですよ」
「ソレ、バレバレだよ
っていうか、姫のエスコート役は競争率高いから頑張らないとね」
「負けませんよ、誰にもね」
うんガンバレ、美里
ボクも知らない人より美里のほうがいいもん