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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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学園祭3日目⑤

「え~それでは学園長より解説をいただきます」

「はい、みなさんの疑問はもっともです、生徒の数に比べて得票数が異常に少ないですね

 これにはちゃんと理由があります

 今回の投票では無効票が大量に出ました

 無効票のうち922票には同じ名前が書かれていました

 ”白雪姫”です

 これが誰を指しているのかはみなさんもご存じでしょう

 しかし、学園祭クイーンの投票は本名以外は無効です

 いいですか、922票はすべて高等部の投票分です

 高等部の生徒1069人のうち無効投票した人が922人いるんです

 来週のLHRで担任の先生からしっかりお説教をして頂きますので覚悟しておきなさい

 さて、普通の解説ですが、1位と2位の差は、鷹峯さんと向井さんが同じ百合寮のせいで票が割れた分北野さんに有利に働いたのでしょう

 3位の鷹峯さんは実質1108票ですがルールには従っていただきます」


小梅先輩が頭にティアラを載せてもらってます

綺麗ですね~

この後ドレスに着替えるそうです

ボクと沙月お姉さまはもう用済みらしいのでみんなの所に戻る事にしましょうか


「みんな~ただいま~」

「ヒカル、残念だったね、私の胸で泣いていいんだよ」

「ちょっとまった!美里のクッションのない胸だとヒカルが痛いから却下」

「そう言う美優もクッションはありませんからダメですよ

 ここは一番クッション性に優れた私の胸で泣くのがベストです」

「いやいや、美紀の胸だと窒息の危険があるでしょ?

 そこで丁度いいサイズの私の出番です」

「ちょっと~ボクは誰の胸でも泣きませんって

 やっぱり中等部のボクが学園祭クイーンになんて年功序列を無視するのはダメだよ」

「学園祭クイーンは別に年功序列で決まる訳じゃないから問題無いよ

 今年ダメでも気合を入れ直して来年リベンジしよう!!」

「脳筋的な思考ね・・・美里らしいけど

 私としてはV5を予定してたんだけどねぇ

 高等部に流した噂で白雪姫のニックネームが独り歩きしすぎたのが敗因ね

 この失敗を糧に計画を練り込んで再挑戦ですね」

「ボク、美咲の思考回路が怖いと感じるんだけど・・・」

「うん、それは間違ってない

 敵に回しちゃダメな危険人物

 まぁヒカルにゾッコンだから敵に回る事は無いだろうけど」

「おい、そこの主従!そういう会話は本人がいないところでするモンでしょ」

「まぁまぁ、そろそろクイーンが戻って来ますよ

 そういえば今年のエスコート役は誰でしょうね」

「あ、私知ってるよ、美紀、教えて欲しい?」

「いいです、出てきてからのお楽しみにします

 聞いたら晩御飯のおかず取り上げられそうですから・・・」

「ありそう!美里の食欲は男の子並みだよね」

「ボクもせっかくだから出てくるのを待ちたいな」

「じゃあ内緒で・・・ちなみにエスコート役は男装してくるからね

 私は自分がクイーンになるのはハナから諦めてるけど

 クイーンになったヒカルのエスコート役を狙うからね」

「リアルタ○ラ○カ・・・想像しちゃったけど、美里だと似合いすぎてヤヴァイ」

「あ、来たよ~小梅先輩・・・うわっキレイだ~

 あれ、隣は・・・伏見先輩?」

「うん、ヒカル正解、あの二人が並ぶと絵になるよね

 もし、ヒカルと私なら・・・あ、鼻血出そう」

「落ち着け、美里・・・美紀、首筋トントンしてあげて

 そういえばさぁ、ヒカル、北野先輩の事名前で呼ぶようになったの?」

「うわっ、美咲鋭いね

 そうだよ、さっき楽屋で色々お話していて、そんな流れになっちゃって

 それで、ボクが英会話部に入部する事になったんだ」

「「「「え~~~~~!!!」」」」


あの~そんなに叫ぶと周りの視線が・・・

高等部のお姉さま達は”白雪姫”の名前が”鷹峯 光”だって事を

知らない人が大半だったり・・・


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