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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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学園祭3日目④

お待たせしまして申し訳ありません

え?待ってないって!?

そんなぁ~気になる所で焦らしたのにぃ~

「それでは今年度の学園祭クイーンの発表に移りたいと思います」

パチパチパチパチ

「例年通り解説にはわれらが学園長先生にお越しいただきましたー」

「ごきげんよう、みなさん

 学園長の篠山ささやま美幸みゆきです

 今年もよろしくお願いします」

パチパチパチパチ

「はい、それではベスト3にノミネートされた三名のクイーン候補に入場していただきましょう

 まず一人目は高等部3Aの・・・

 向井 沙月さんでーーーーす」

「彼女はみなさんもよくご存知ですね

 第96代生徒会長を務め上げました

 学業の方でも学年主席、寮でも百合寮の主席

 スポーツは少々苦手ですが少しぐらい欠点もないと

 殿方のプライドを粉々にしてしまいますからね

 いわゆる”可愛げ”ってやつよ」

「なるほど~3児の母あ~んど孫二人のおばあちゃんは説得力がありますね~

 あ、そういえば夏に二人目のお孫さんが産まれたそうで、おめでとうございます」

「おばあちゃんの所だけ余計よ、放送部だったわね

 ・・・冗談よ」

「心臓に悪い冗談はやめて下さい

 え~つづいては高等部3Cの・・・

 北野 小梅さんでーーーーす」

「彼女は躑躅寮の主席ですね

 英会話部の部長を務めています

 学業はなんといっても英語の成績がすばらしいです

 古典と漢文が苦手みたいですね

 スポーツも得意でソツ無くなんでもこなす方です」

「北野さんも、美しいですね~正直羨ましいです

 さて続きまして最後の三人目は・・・なんと中等部です

 学園祭クイーンの選考が始まって以来初の中等部からのベスト3ノミネートです

 中等部2Aの・・・

 ・・・」

「ホラ、しっかりして!アナウンス止まってるわ」

「ハッ!し、失礼しました

 中等部2Aの鷹峯 光さんでーーーーす」

「彼女はお名前からもわかるとは思いますが当学園の理事長のお孫さんです

 学業の方は北野さんと同じく英語が得意ですね

 苦手科目は国語と理科ですね

 病気のハンデがあるため、多少みなさんと違う所がありますが

 普通の生徒と同じように生活できるように協力してあげてくださいね」

「それにしても幻想的な美しさですね~」

「目元や鼻筋は薫子様、あぁ彼女のお母様です、にうり二つですね

 数十年前の学園祭クイーンの写真が残っていたと思いますが・・・」

「と、いう事は母子2代に渡っての学園祭クイーンの可能性も有るという事ですね

 さて、以上3名のうち学園祭クイーンの栄冠は誰の頭上に輝くのでしょうか

 というか、すでに結果は決まっているんですけどね」

「そうねぇ、今回の結果なら決選投票をした方が良かったのかも知れませんが

 ルールはルールですからね」

「学園長先生、ネタバレ的な発言は無しでお願いします」

「あら、ごめんなさいね」

「え~それでは第3位から発表します

 第3位は、得票数186票 鷹峯 光さんです!」

え~~!

ヴーーヴーーー

嘘だぁ~

誰だ、得票数操作したヤツ

「お静かにお願いします、後程、学園長先生よりそのあたりについても説明がありますので

 今は我慢して下さい!!

 それでは続けて発表します

 第2位は、得票数189票 向井 沙月さんです

 第1位栄えある学園祭クイーンは、得票数191票 北野 小梅さんです!!」


ヒカル視点の作品なのに

主人公は舞台の上で聞いてるだけ・・・

どうしてこうなった!!

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