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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
1章 始まり
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決意①

ヨシ、とりあえずできる事からやってみよう

小さな事からコツコツと!だよね


「あ」

声を出してみた


男だった頃と変わらない声

そりゃそうだよね、声変わりもまだだったモン


普通だったらオ○ンチンを確認して

「ないーーーーー!!」

とか

胸を触って

「あるーーーーー!!」

とか叫ぶんだろうけど、ボクはまだ首しか動かないんだよね

いや、それ以前に性転換が普通なワケないか


キャロル先生を疑うわけではないんだけど、瞳も真っ赤だったし・・・自分で確認しないとねぇ

体が動くようになってから確認するとして、現実的な事から考えよう


まず、2年寝てたから今は中一の終わりごろ?勉強してないんだから、学校へ行って付いていけるのかな

体育はサボれそうだねw紫外線がーって言っとけば・・・っと体育館の中だと無理か

その前に女の子になったんだから戸籍とか・・・どうなるんだろう?

学校自体通えるのかどうか

ひょっとして学校にも行けず働かないといけないのかも

元男で働ける所っておかまバーぐらい?

あ~でも未成年は無理だよね~雇ってもらえないでしょいくらなんでも

他には、オネエタレントとか?

タレントねぇ・・・そもそもタレントになる事の方が難しいでしょ

そうだ!手に職を付ければいいんだ!!オネエタレントの人達も元々は振付師だとかメイクさんだとかの本業があるじゃないか、それもムリだったらあきらめてフリーターにしよう

よ~し希望が見えてキターーーーー!!

ボクにも出来そうな仕事かぁ、通訳なら今でもできそう

英語と日本語が出来るっていうのは手に職だよね

ママの教育方針は間違ってなかったって事だね、さすがボクのママ


それじゃあ少しでも早く体を元通り動かせるようにリハビリをがんばろ~




『と言うワケですのでリハビリ頑張ります』

ってキャロル先生に話たんだけど・・・


『将来は通訳になるのはいいとして、未成年の内は雇ってもらえないでしょ?

 それより先生のオススメはその外見を生かしたモデルとか?子供服のモデルなら退院してスグでもいけそうよ』

『え~モデルなんて恥ずかしいですよ~元男ですよ?女装には抵抗が・・・』

『う~ん、でももう女の子なんだから女装にも慣れていかないとだめよ』

『ウッ、ソウデスヨネ』

『フフッ』

『笑わないで下さいよ~』

『・・・』

『急に真面目な顔で黙り込むのもそれはそれで・・・恥ずかしいじゃないですかw』


『ヒカル?実は言わなければならない事があるんだ』

『どうしたんですか改まって・・・まさか他にも副作用が出てるとか?』

『イヤそうじゃないの、主治医として告知する事はすべて終わってるのよ、今から言うのは薫子の友人として・・・』

『ハイ、お願いします』

『ヒカル、キミのママは、薫子はね、去年の年末に・・・亡くなったんだ』

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