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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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番外編②

リクエストのあった小梅部長視点です

本日は本編も同時投稿です

お気に入りからジャンプした方は”前の話”を・・・

天使を見つけました

初めて見たのは体育祭の日の昼食

中等部校舎の東側の芝生

例年ならば高等部3年の12クラスが抽選で割り当てられるハズの昼食場所

陽当たりが良くて、いわゆる一番人気の場所です

それが今年は中等部が使用していました

私は今年も学食組でしたので、食堂棟への移動中にふと視線を向けてしまったのです

親族しか入れないハズの学園内にシェフやメイドを連れて・・・

第一印象は、お人形さん、でした

私は父の仕事の都合でロンドンでの生活が長かったのですが

あちらで見た人達と比べてもより白い肌

思わず見とれてしまいました

「小梅どうしたの?早く行かないと時間なくなっちゃうよ」

「あ、ごめんなさい少し気になったの」

「何?あぁ理事長とお姫様ね

 あの子中等部の2年生だよ、私と同じ百合寮

 カワイイでしょ?」

「理事長が規則を破る所を見るとね・・・萎えるというか」

「あぁシェフとかメイドの事?

 シェフは都内でフレンチのお店をやってる小倉シェフでしょ?

 確か娘さんが高等部1年にいたはずよ

 メイドは女の人だから問題ないしね」

「詳しいわね真理、ひょっとして手をだそうとして調べたの?」

「え~、手をだす訳ないでしょ、百合寮の掟では中等部に手を出すのは禁止なのよ」

「へ~変態ユリにもルールがあるんだ・・・」

「Yesロリータ、Noタッチ」


2度目は高等部のグラウンドでした

玉入れ競技

百合寮の応援をする姿

あぁ、あの応援が私に向けてだったらどんなに・・・

??

沙月お姉さまだと!!

あの変態ユリ生徒会長(元)か!?

おのれ、部員が少ないからって部費を減額しやがった恨み

忘・れ・な・い・わ・よ


3度目は中等部のグラウンド

私は気になって彼女を見に行きました

騎馬戦ですね

彼女は・・・居た!

小柄ですから予想通り上でした

なかなかやりますね、ハチマキ取ってますね

あ~彼女が躑躅寮なら公然と応援できるのに・・・

2つ目狙って・・・あ、後ろから狙われてる

声に出して教えてあげられないのが・・・


私だけじゃない

見ていたすべての人が息を吞むのがわかる

輝く銀の糸が広がる

あぁ、この芸術品を守ろう

百合族ヘンタイどもの魔の手から

野郎共ロリコンの魔の手から

私?

私は見ているだけで満足

でも、できればあの美しい髪の毛を梳かしてみたいなぁ



「北野さん」

「はい、篠山先生、なんでしょうか?」

「学園祭の部の発表の時にうちのクラスの百合寮の5人に手伝わせる事になったから

 一応会場整理をさせるつもりだから、開場整理の人員を劇のほうにまわしてちょうだい」

「篠山先生、中等部2Aの百合寮と言えば例の鷹峯さんも・・・」

「えぇ、そうよ、授業中の居眠りの罰ね」

「他の5人はそれで構いませんが鷹峯さんは楽屋のほうを手伝ってもらったらいかがでしょう?」

「う~ん、意図はわかるんだけど一人だけ特別扱いっていうのは、教師としてちょっとね」

「主目的が防犯でも、肉体的なハンデキャップの為という名目があれば問題無いと考えます

 それと、英会話部への勧誘をしてもよろしいでしょうか?」

「・・・勧誘は構わないけれど、強引な事はやっちゃダメよ」

「はい、そこは十分わきまえています」

「わかりました、それでは北野さんに任せましょう

 よろしくね部長さん」

「はい」


ヨシ!!顧問せんせいの言質は取った!

待っててね鷹峯さん

私が守ってあげるからね

向井沙月ヘンタイから

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