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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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学園祭1日目⑦

『お手伝いありがとう、助かったわ』

『どういたしまして、ってボクは居ただけのような・・・』

『英会話部には英語で会話してもらえる人が来るのは助かるのよ

 ところで鷹峯さん、英会話部に入部する気はない?』

『・・・英会話は得意なんですけど、やっぱりこの体だと迷惑をかけちゃいますから』

『別に運動部じゃないんだから気にしなくていいのよ

 活動も、学園祭の英語劇と夏休みの合宿という名の旅行以外は部室でおしゃべりするだけよ

 ただし、すべて英語でね』

『やっぱりスグにはムリですね、まだまだ学園生活に慣れる段階ですから』

『そっか、残念ね、でも今日は楽しかったわ、英語で思う存分お喋りできたし

 普段これだけ英語でお話しできるのは千秋先生だけだったから・・・』

『こちらこそ、お手伝いのハズが楽しませていただきました

 機会があればまたお話したいですね、英語で』

『入部しなくても部室に遊びにくればいいわよ、鷹峯さんならいつでも大歓迎よ』

『はい、ありがとうございます』


「みんな~お待たせ~」

「大丈夫だった?変な事されなかった?」

「そんな訳ないでしょ、美優は過保護なんだから」

「そんなのじゃ無くて・・・ヒカルの貞操を守りたいだけよ、だってヒカルの唇は私のモノなんだからねッ!(#><#)」

「相変わらずだねぇ~でもね、私達の前ぐらいキャラ作らなくてもいいのよ」

「美咲・・・気付いてたの?」

「美咲じゃなくてもわかるって、バカの私がわかるぐらいだからね」

「そうです、ムリして顔文字入れて喋ってるのは見てて痛々しかったのよ」

「美紀、酷い、バカって所を否定しなかった・・・」

「だってバカだし・・・スポーツバカだけどね」

「ふふふ、ハハハッ、これでも演技には自信があったんだけどなぁ、誰一人騙せなかったのかぁ」

「それは違うよ

 ヒカルは騙せてたからね

 てっきりヒカルにさえ気づかれなければokってスタンスだと思ってたんだけど

 違った?」

「ねえ、イマイチ話に付いて行けてないんだけど、ひょっとしてボク以外みんな美優の正体知ってたの?」

「えぇ、そうよ、ありがちだしね」

と美咲

「美優も4月から編入だったからウスウスと」

と美紀

「う~ん、なんとなく、違うなぁって・・・勘だけどね」

と美里

「そっかぁ、じゃあもう地を出してもいいかな・・・

 ヒカル~だ~い好き、チュッ」

「「「「おい!」」」

「あれ?どうしたの??」

「イヤ、だって、ソレいままでと変わってないような・・・」

「だって~キャラ作ってたわけじゃないし・・・少し大げさにしてただけだよ

 それに、ヒカルの従者はクビになったもん」

「まぁ、それは聞いたんだけどさ、なんだかんだ言っても従者っぽい事してるじゃない」

「だって、あの時のヒカルってすごく恰好良かったんだよ

 ”美優の従者としてのお仕事はクビです

 今から鷹峯 光の従者 佐藤 美優ではなく

 ヒカルの友達の美優です”

 だよ!惚れてまうやろー!!」

「う~わぁ、ヒカル・・・ソレはちょっと厨二入ってるよ

 中等部2年生だから間違ってはないけど」

「美里、それはその・・・少し、ボクの黒歴史と化してるというか・・・」

「男前ですね、私も惚れちゃいそうです

 私の胸の谷間でむぎゅ~ってしていいですよ」

「おお、それでは遠慮無く」

「って、美優に言ってないよ~ヒカルだけ~」

「プッ」

「フフ」

「まぁいいじゃない、美優は美優って事よ」

「美咲が上手くまとめた所で、買い食いの続きしようか?

 それとも高等部のクラスの出し物でも見に行く?

 ボクは明日はおじいちゃんと回るから一緒に行くなら今のうちだよ?」

「じゃあ定番のお化け屋敷でも行こうよ」

「美里、ソレ、イヤミ?」

「「「なんの事でしょう」」」

「ぼくモミンナト一緒ニ行キタイナァ」

「・・・鬼だ」


おお、美咲のリアルOrzだ~

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