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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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学園祭1日目③

「あ、ヒカル居たーーー」

美紀の声だ

最初に見つけたのは美紀かぁ

あ、あそこだね

美里の頭が周りから飛び出て見える

「ヒカル、大丈夫だった?」

「ごめん、美咲」

「心配したんだよ」

「ごめん、美紀」

「迎えに行ったら居ないし、携帯は繋がらないし・・・」

「ごめん、美里、携帯の電源入れるの忘れてた」

「誘拐かと思って非常事態Aを発動しちゃったよ・・・テヘ」

「ごめん、美優、ところでその非常事態Aってなんなの?」

「あ、それは・・・まぁ言ってもいいか

 非常事態Aはヒカルが行方不明の時の体制だよ

 ちなみに非常事態Sはヒカルがケガをした場合

 非常事態SSはヒカルに命の危険がある場合

 あ、そうだ、ヒカル無事発見の連絡しないとね」

美優が携帯でメールを打つと上空を旋回していたヘリの音が遠ざかっていく

「ヘリまで出動してたのね

 おじいちゃんは心配性だなぁ」

「ヒカル、おじいちゃんのせいにしたらダメだよ

 今回はヒカルが悪いんだからね」

「あ、うん、そうだね、美紀の言う通りだよ、みんなも心配かけてゴメンね」

「水臭い事は言わないの、ヨシ、気分一新って事で私が焼いたたこ焼きをみんなで食べよう!!」

「ほほぅ、美里の粉モンかぁ、ボク楽しみだよ」


「・・・焼き加減はまぁ合格点だけど・・・ソースがイマイチかなぁ」

「え~ヒカルってそんな味の違いまでわかるんだ・・・お嬢様は違うね

 ソースは普通にコレ使ってるんだけど・・・変かな?」

「何コレ?中濃ソース・・・初めて見た、こんなソースあるんだ」

「え?普通はウスターソース・中濃ソース・とんかつソースの3種類を常備でしょ?」

「何いってんの?ウスターソース・焼きそばソース・たこ焼きソース・お好みソース・とんかつソースだよ

 ちゃんと用途別に使い分けたほうが美味しいよ」

「一般庶民でそんなにソースを使い分けるのは無いよ~、ヒカルの所は専属のシェフだろうけど

 それに焼きそばソースとかたこ焼きソースとか普通のスーパーじゃまず見かけないよ

 専門店に買いに行くのもなんだかねー」

「え?そうなの・・・

 普通にコンビニでも常備してたハズなのに

 おかしいなぁ、ボクの記憶が昏睡のせいでおかしくなってるのかな」

「美里、ヒカル、ソレはね、地域格差よ」

「!!知っているのか雷○・・・もとい美咲」

「美優・・・誰が外見はおっさんの高校生だ!!

 ・・・え~とね、関西というか大阪圏ではコンビニがスペースを割くほど必需品だけど

 関東圏だと中濃ソースだけで使いまわすことが多いのよ

 ちなみに名古屋はソースの代わりに味噌だって」

「へぇ~美咲はなんでも知ってるんだね、学年TOPは伊達じゃないね」

「そうね、でも雑学女王は美咲でよかったと思うわ

 ヒカルが雑学女王だったら伊○院とか言われるの確定だよ」

「ちょっとー美紀~ひどいよ、ボクあんなおデブはイヤだよ~」

「三○亭○大だったっけ?」

「美咲まで・・・泣くぞ?」

「ほらほら、バカ言ってないで次に食べるもの決めようよ、早くしないと15:00になっちゃうよ」


美優がまともな事言ってる・・・

いや、コレが本当の美優なのかも

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