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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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ぬぁ~にぃ~!やっちまったなぁ~②

「さぁヒカル、心の準備はいい?」

「は、は、はい・・・たぶん大丈夫だと、思います」

「思いつめちゃダメよ、珍しいから注目されるのはしかたないでしょ

 でもね、女の子同士なんだから、一々気にしてちゃダメ

 まぁ、目に余る輩は私が排除するから安心して」

「はい、お願いします」


いざ、混浴という名の合法覗き・・・

って女の子同士だから混浴じゃないよね


百合寮のお風呂は一言で言うと

女風呂しかない銭湯

って感じかなぁ

あ、もちろん富士山の絵は無いし

マッサージ機もコーヒー牛乳も無いけどね

脱衣所はロッカーじゃなくてカゴだった


「「「「・・・」」」」

ボクが脱衣所に入ると視線が集中した

うん予想通り

大丈夫だよ

想定の範囲内だよ

沙月お姉さまの隣で服を脱ぐ

うわっ、すごい

沙月お姉さまの体・・・

なにがすごいかって、バランスだね

スラリと長い手足

腰の少し上まで伸びたストレートの黒髪

肌はボクほど真っ白じゃないんだけど、十分色白と呼べる白さ

長い黒髪との対比でかなり白く見える

おっぱいもツンと張っていて重力に逆らっている・・・あのサイズでだよ!!

Dで上向きだなんて・・・なんたるチート

それに比べて、ボクの体はなぁ・・・

ぺったんこ

くびれもあまり無い

お尻も小さい

うん、貧相だね

「どうしたのヒカル?そんなに見つめて

 私のセクシーさにメロメロかな?」

「はい、!!いいえ、そんな・・・ごめんなさい」

「ウフフ、冗談よ、さぁいきましょう」


「結構混んでますね~」

「そうね、だいたいピーク時でこれぐらいかなぁ

 運動部に入ってる子だと部室棟のシャワーとか

 寮に帰ってすぐ寮のシャワーで済ませる子もいるからね」

「あ、あそこの端っこ2つ空いてます!」

「ほんとだ、じゃあ洗いっこしましょうか?」

「!!、ボクは一人で洗えます」

「まぁ、そうおっしゃらずに」

「沙月お姉さま・・・からかってますね?」

「ゴメンゴメン、ヒカルを洗いたいのは本気だったけどね

 ヒカルの肌を堪能するのはお風呂あがりのマッサージでね」

「・・・」


「あ”~~~~~~染みるぅ~」

「いやぁ~やめて~ヒカル!!おっさんみたいな声を出さないで~」

「ご、ごめんなさい、つい・・・」

「あんな声出したいのはみんな同じだよ

 でもね、女の子なんだから、我慢しようよ

 ココは女の子だけだけど、温泉や銭湯だと隣は男湯だから声を聞かれちゃうよ

 聞かれたら恥ずかしいでしょ?

 普段から習慣付けしておかないとイザという時に出ちゃうからね」

「はい、気を付けます」

「なんだか、小学生に教えてるような気分になっちゃった」

「あ、ソレはたぶん合ってます

 ボク、小学生の時からつい最近まで昏睡状態でしたから・・・」

「あ、ゴメン、失言だった・・・忘れて」

「いえ、事実ですから、開き直りました」

「強いね・・・ヒカル」

「え~そんな事ないですよ」

「あの~、向井さん、ちょっといいですか?」

「はい、なんでしょう、あら、伏見さんじゃない、どうしたの?」

「そちらの方は噂の”白雪姫”ですよね?」

は?今なんと・・・

「そうよ、私のルームメイトのヒカル

 ヒカル、この人はあなたを見て幽霊と間違えて失禁しちゃった伏見さんよ」

「ちょっ、ソレをばらしますか><

 ・・・初めまして?かな、伏見 真里まりよ、よろしくね」

「鷹峯 光です、その~ご迷惑を・・・すいません」

「気にしなくていいのよ、私が勝手に間違えてお漏らししただけだから」

「でも、ごめんなさい」

「真面目ね、でも・・・うん、だいじょうぶ、実物を見て、話をして安心したよ

 私もトラウマにならなくてすんだわ

 それじゃあお邪魔したわね、ごゆっくり~」

伏見さんは軽く手を振って湯船から出ていったんだけど

何か気になる呼び名で呼んでたような・・・

う~ん・・・

あ、ヤバイ、そろそろ出ないとのぼせそうだ

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