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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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外出④

「きゃ~コレヒカルに似合いそう

 もう少し髪が伸びたらゴスロリ着せてもいいなぁ」

「コレを着たヒカルと・・・ゴクリ」

「じゃあヒカル、とりあえずコレとコレを試着してよ」

「ボクはリアル着せ替え人形じゃ無いよ・・・」

「まぁまぁせっかく来たんだから着て見せてよ、お願い」

「ねぇ、美咲の服を見に来たんでしょ?

 どうしてボクに・・・」

「私よりヒカルの方が似合うからに決まってるでしょ?」

「・・・試着だけだからね」

「やったー、美優、写真の準備よ」

「OKボス!機材は揃ってるよ」

「どうしてそこでデジタル一眼レフが出てくるんですか」

「もちろんヒカルの姿を美しく保存するためよ」

「今日は普通の服だけど、そのうちコスプレにも挑戦・・・おっと涎が」

「お断りします!!」

「そんなぁ~せっかくの銀髪、赤目に真っ白な肌なんだよ、綺麗に着飾らないともったいないでしょ」

「そうだそうだ、美しいモノは愛でるべきだー」

「ボクはイヤなんです!病気がなければこんな姿(女の子)にならなくてもよかったのに・・・」

「!!ご、ゴメン、ヒカルの気持ちも考えずにはしゃいじゃって・・・

 でも、今の姿はヒカルのせいじゃないんだよ

 だったら、せめてその姿を楽しめるようになれればいいかなぁって・・・」

「ゴメンナサイ、調子に乗って後悔してます、でも反省はしてないモン

 ヒカルは綺麗なんだから綺麗な恰好をするべきだよ

 ついでに私が眼福でなおよし」

「・・・うんまあ、いいか、でも試着だけだからね」

「「うん」」





「あ、ヒカル、スマホカバー売ってるね、ついでに見ていこうよ」

「いろいろあるね~

 何コレ、みてみて~パンダさんだぉ」

「やるな美優、それならボクは、これだ、カエル~」

「じゃあ私はジャンルを変えて・・・キラキラだよ~ストーンがこれでもかって・・・

 こんなにゴテゴテしてたらかばんの中で引っかかりそうだね」

「こっちはシンプルな保護用・・・何コレ?」

「ヒカルどうしたの?何かいいのあった?」

「いや、コレなんだけど・・・どうして後ろに丸い穴があいてるのかなぁって思って」

「・・・私のカバーはそんな穴ないけど、なんだろう?」

「美咲でもわからないなら、店員さんにでも聞くよ」

「ふっふっふっヒカル~、美優様が教えてあげよう

 これはね、こうハメると、ほらここに林檎マークが見えるようになってるの」

「へぇ~なるほどね~ブランドを見せびらかしたい人用なのか」

「どうせ私のスマホは人造人間きのこだからみせびらかすようなブランドじゃないよね・・・」

「へ?美咲は”いフ○ン”じゃないの?でもね、ボクのはおじいちゃんが買ってくれたのをそのまま使ってるだけだから

 何がどう違うのかすらわかってなかったりするんだよね

 入院してる間に世間はスマホ一色になってたから・・・

 そういえばママが使ってたのはガラケーだったなぁ」

「・・・ヒカル、こんなのもあったよ

 ほら、革でオトナな感じでしょ

 まるで手帳みたいな、どう?」

露骨な話題転換だなぁ

でもボクのために気を使ってくれてるのがわかるよ

ボクも病気の話はしないように気を付けよう

あれ?美優にママが死んじゃった事言ったっけ?

いやいや、今はとりあえず、心遣いには応えないとね

「いい感じ、色は茶色だけかなぁ、もうちょっと暗めの色が好みなんだけど」

「じゃあコレなんかどうかな、つや消しブラック」

「あ、いいねコレ、うんコレにしよう

 ありがとう、そうだ3人でお揃いにしない?」

「そう?じゃあ私は色違いで茶色にするね、美咲は銀河だから同じの無いね」

「うっ、美優ずるい・・・私もお揃いにしたかったなぁ」

「ちょっと美咲!!こっちの人造人間用にも似たようなのあるよ」

「それにする~私は形が少し違うから色をお揃いにするからね」


うん、友達っていいよね

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