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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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外出③

「あった、ここだS○r○のオススメのお蕎麦屋さん」

「よかった、それほど混んで無いみたいだね」

「じゃあココにきめるね」



「いらっしゃいませー、何名さm・・・」

あ、固まったね

『いらっしゃいませ、何名様ですか?』

お~再起動が早いね、英語も対応かぁ

でもね、ボク、日本人なんだけどなぁ

「日本語で大丈夫ですよ、三人です」

「失礼致しました、こちらへどうぞ」


「へえーなかなか落ち着いた感じのいいお店だね、二人とも好きなのを選んでよ」

「そうね、今日も暑いから、冷たいお蕎麦がいいかな、美優は?」

「もちろん好きなのはヒ・カ・ルだよ」

「ゴメン、聞いた私がバカだったよ」

「ボクも慣れたから気にしないよ」

「そんなに邪見にしなくても><、美優ちゃんは悲しいです!っと、じゃあ、ざるそばにしようかな」

「私もざるそばでいいよ、同じのだと出てくるのが早いから、あ、ボケはスルーね」

「あ、天ぷらもある・・・ボク、これにしよう、じゃあ天ざるを3つね」

「ヒカル、ココかなりの高級店だよ、私達空気読んでるんだから、普通のざるそばでいいよ」

「遠慮して欲しくないんだよね、今日のお礼なんだからね

 すみませーん、オーダーお願いします」

「お待たせ致しました」

「えーと、この特上天ざるを3つお願いします」

「かしこまりました、しばらくお待ちください」


「ちょっと、ヒカル!特上って・・・」

「だってお礼だし」

「お礼って言ったって限度があるでしょ!

 ざるそば(1800円)の予定が天ざる(2700円)だと思ったわよ

 どうして上天ざる(3500円)をすっ飛ばして特上天ざる(時価)なのよ

 ヒカル、今まで自分でお金払った事無かったでしょ?」

「そういえば、小学校の頃はママに払って貰ってた

 その後は入院してたし、退院してからはユキさんとか吉村さんが払ってたっけ?

 あ、ユキさんはボク担当のメイドさんで吉村さんは執事さんだよ」

「やっぱりね・・・ん?どうしたの美優?ビクっとしたりして・・・」

「ううん、なんでも無いよ、ヒカルの美しさに悶えてただけだよ」

「今日の美優ちょっと変だよ?って変なのはいつも通りか」

「うん通常運転だね、それで、このお店はカード使えるから心配いらないよ」

「そういう問題じゃ無くてね・・・

 はぁ~、ヒカルは金銭感覚とか、世間の常識といったモノを勉強しなきゃね」


「お待たせ致しました、特上天ざるです」

「おお、豪華だあ~、さあ食べてね」

「それじゃあ、いただきます」

「ぐらしあすくろべーじょ」

「なぜスペイン語」

「おぶりがーどぺらこみぃーだっ」

「こら、美優はともかく、ヒカルまで悪ノリして・・・ポルトガル語だっけ?」

「うん、あー美味しいね、コレ、ボクの好みの味だよ」

「てんぷらも美味しいけど、このそばつゆが絶品ね」

「そばつゆって言えばさぁ、こっちの方じゃおうどんまでそばつゆを薄めたような真っ黒の出汁で食べるよね、あれはいまだに馴染めないなぁ」

「あ~それは聞いた事があるよ、西日本では薄~い色のお出汁でしょ?

 インスタントのうどんですら2種類作って出荷する地域で分けてるらしいよ」

「へぇ、やっぱり美咲は物知りだね・・・食べ比べしてみたいね」

「コレコレ、おじょうさまがジャンクフード食べちゃいけません!」

「「ぷっ」」

「ところでさ、食べ終わったら服を見たいからちょっと付き合ってよ、美優もいいでしょ?」

「いいよ~」


お蕎麦屋さんの支払いはカードにしておいた

うん、もちろん請求はおじいちゃんにいっちゃうけどね

支払いの時にボクのカードを見て美咲と店員さんが少しフリーズしてたけど

何か変なのかな?

まぁ普通に使えたからいいや


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