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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
38/273

体育祭⑥

((((;゜Д゜)))))))

今朝起こった事をありのまま話すぜ

ジャンル別日刊ランキングの3位にこの小説もうそうがランクインしていた

な・・・何を言ってるのかわからねーと思う

私も何が起こったのかわからなかった・・・

頭がどうにかなりそうだった・・・

催眠術だとか見間違いだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗をあじわったぜ・・・


いや、その、なんというか・・・


ありがとうございます

バレたよね

見られた

ボクの白髪

ヘンだよね

気持ち悪いよね

こんな不気味な子

イヤだよね

せっかく

お友達になれたのになぁ

もう少し

仲良しでいたかった

眼が熱い

あぁ涙か

もう女の子だから

泣いてもいいよね





「キレイ・・・」


美里のつぶやきがで

刻が動き出す


「・・・」

安藤さんは呼吸を忘れてたみたいだ


美里はボクを降ろして

抱きしめてくれた

「そっか~、ヒカルにはコンプレックスだったんだね

 そのままでいいから聞いてね

 私ってさ、身長はこんなに伸びたんだけど、胸が小さ・・いえ、無いでしょ?

 ヒカルや美優みたいに背も引くかったらまだ成長の余地があるけど

 背が伸びたのに胸は成長しなかったから・・・もう諦めたんだけどね

 こんな私が美紀の友達やってるワケよ

 もちろん羨ましかった・・・少し分けて欲しいと思ったわ

 でもね、美紀にしてみればあの巨乳がコンプレックスなんだって

 肩は凝る

 運動の邪魔になる

 男からスケベな目で見られる

 というか、目線が胸にしか行かないから誰も顔を見ない」

「ぷっ」

「でしょ?ぜーたくな悩みよね~

 ヒカルだって一緒だよ

 ほらこの綺麗な白い髪・・・日の光で輝いて、明るい銀色だね

 私の重~い黒色からみたら羨ましいわよ、まるで貴金属みたい

 校則で茶髪すらダメなのに金髪を通りこして銀だよ?

 めちゃくちゃ贅沢な悩みよ」

「美里・・・気味悪くないの?」

「どうして?こんなに綺麗なのに・・・私だったら見せびらかしたいわよ」

「そ、そうなの・・・でも、ボクのは髪の毛だけじゃないんだ、瞳も・・・赤いんだ」

「え!?なにそれカッコイイ、今黒いのは?カラーコンタクトの黒バージョンなの?

 後で見せて、っていうか写メ取らせて!!待ち受けにしたいから、お願い」


ピーーーーーー


「騎馬戦終わったね、戻ろうか?」

「あ、ボクは一応カツラだけ回収してくるね」

「じゃあ私も付いてくよ

 でもね、カツラはもういいでしょ?

 どうせ見られてるんだし、美優と美紀と美咲には本当のヒカルで会ってあげて欲しい」

「でも・・・引かれないかな?」

「他の人は知らないけど、あの3人なら大丈夫よ

 むしろ美優なら・・・キターーーーとか言いそうね」

「まぁ、美優だし、好物ですとかw」



「ヒカル、美里お帰r・・・どうしたのヒカル!その髪の毛?」

「綺麗な色・・・」

「銀髪ロリっ娘キターーー♪───O(≧∇≦)O────♪」


「ね?」

「ウン」


「何よ二人だけで・・・私達にも教えて欲しいなぁ」

「そうそう教えてくれないと美優を解き放つよ?」

「w、それは困るからって訳じゃないけど・・・

 あのね、ボクは病気の後遺症でメラニン色素が作れないようになっちゃって

 それでコノ白髪なんだ、いままで黙っててゴメン」

「へぇそうなんだ・・・別に隠さなくてもよかったのに」

「そうそう、隠すどころかCoolだよね」

「いいなぁ、ソレ・・・好物デス、スリスリしていい?」

「スリスリはダメー」

「!ちょっとまって、メラニン色素が無いって事は・・・ヒカル、すぐに日陰へ

 え~と、テントの下を確保してくる」

「美咲?どういうことなの?」

「メラニン色素が無いと紫外線にとても弱いのよ

 最悪の場合皮膚ガンになっちゃうから」

「そこまでしなくても大丈夫だよ、ボクの服はすべてUV対策がされてるし

 日焼け止めも特注品だから」

「へぇ~・・・そういえばヒカルが洗濯してる所は見た事なかったね」

「そういえばそうだね・・・ひょっとして制服もすべて使い捨てとか?」

「そこまではしてないけど、脱いだ服は週末にまとめて寮母さんに預けたら

 クリーニングにまわって、UVカット加工までして戻ってくるんだ」

「なるほどね・・・ってちょっと待って!

 この間の幽霊騒ぎってひょっとして」

「「「犯人はお前かw」」」

「ごめんw」


あ!白髪バレのインパクトが大きすぎて忘れてたけど・・・

体育祭は躑躅(つつじ)寮の優勝だった

百合寮は惜しくも2位><

来年こそ・・・うん

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