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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
31/273

百合寮の幽霊?③

カチャッ

「アレ?沙月お姉さま・・・鍵を?

 もしかして、ボク・・・何かお仕置きされるんですか><」

「!!そうか、その手が・・・イヤイヤ、ダメよ、いくらなんでも中等部には・・・

 ・・・

 ・・そんな事しないわよ、したいけどねw

 ちょっと他の人に聞かれるのは不味いかなぁって思ったの

 とりあえず座りましょうか」

「はい」


「ねぇヒカル、幽霊は見つからなかったでしょ?」

「はい、3日待ち伏せしたんだけど・・・出なかったです」

「そりゃそうよw」

「沙月お姉さまは幽霊を信じないんですか?美里みたいに吸血鬼っていうのはアレですけど

 幽霊なら実在してもおかしくはないですよ」

「そうじゃないのよ・・・

 そうねえ話題の幽霊を見たい?」

「見れるなら見てみたいです!!」

「それじゃあこっちに来て」

「はい?」

「鏡を見て・・・そうだコンタクトを外さないとね

 外せた?じゃあ次はホラっ」

え、ボクのカツラを・・・

「幽霊の特徴は何だった?」

「え~と、白い服を着て、真っ白で、目と唇だけが血を吸ったような赤い・・・

 あ!」

「どう?わかったかな

 伏見さんが見たのはヒカルよ」

「ごめんなさい、やっちゃいました・・・よね?」

「う~ん、まぁそうなんだけどね・・・

 ねえヒカル、カツラとコンタクト外して本当の自分で生活できない?」

「・・・すいません、まだ踏ん切りが付かないです

 こんな不気味な赤い目とおばあさんみたいな白髪

 人に見せるのは・・・怖いです」

「そう、無理にとは言わないけどね・・・

 友達に本当の事を言えるようになったら”親友”にクラスチェンジするのよ」

「親友ですか?」

「ウン、親友・・・少なくても本当の自分を隠すような心の垣根を作ってたらムリよ」

「本当の自分かぁ・・・」

「ふふ、私は本当のヒカルを知ってるんだよね、なんだか特別って感じで・・・

 いいわね、この優越感

 ルームメイト万歳ね」

「でも、そのせいで沙月お姉さままで呼び出しくらって・・・すいませんでした」

「いいのよ、私はト・ク・ベ・ツなんだから」

「でも~その、迷惑じゃないですか?」

「これくらいどうって事ないわよ

 どちらにしろ、百合寮”主席”だからヒカルがいてもいなくても

 呼び出されるのは同じだったしね」

「主席って、なんですか?」

「アレ?聞いてなかったっけ・・・

 え~と簡単に言うと寮長って感じかな

 寮の中では私の決めた事には逆らえないのよ

 例外は山崎さん=寮母さんだけね」

「へぇ~沙月お姉さまって凄い人だったんだ・・・」

「そうよ、だから美優ちゃんが乳揉ませろ~って言っても拒否すればいいけど

 私が乳揉ませろ~って言ったら拒否しちゃだめよ・・・言わないけどねw」

「大丈夫です!自慢じゃないけど揉むほどアリマセン( ̄+ー ̄)」

「確かに自慢じゃないねw

 それじゃあ私からのお話はここまでよ

 お風呂はどうするの?一緒にいこうか?」

「ごめんなさい、他の人に髪の毛がバレルのはちょっと・・・

 ボク一人でシャワー室に行きます」

「分かったわ、早く一緒にお風呂に行けるぐらい心を開いて欲しいな・・・

 そうそう、百合寮の罰は明日から1週間お風呂掃除に決まったから 

 23:00にお風呂に集合ね」

「うへぇ><」


8/29誤字修正

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