表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
241/273

修学旅行3日目⑫

「あ〜美味しかった〜

 流石は食い倒れの街だよね

 たかがお好み焼き、されどお好み焼き」

「美里って、食の哲学者って感じですね」

「・・・はたして、哲学者がお好み焼きを三人前も食べるのか?

 そんなに食べたら胃に血が集まり過ぎて、脳の血流量が不足して、思考力が低下する可能性が・・・」

「美紀も美咲もそんなに深く考えなくていいわよ、考え過ぎると禿げるって言うじゃない

 そろそろホテルに行かないと千秋せんせーがドヤ顔出来なくなっちゃう」

「そうですわね、(わたくし)達が率先して決まり事を守りませんと」

「え〜でも、もうちょっとヒカルと一緒に居たいなぁ

 美優は同じ部屋だからいいけど・・・」

「ワガママはダメだよ美里

 そうだ、ホテルに着いてからボク達の部屋に遊びに来ればいいよ」

「昨日みたいに通せんぼされてたら、ヒカルの許可があるって言って突破しましょう」

そう言った美咲の手には、スマフォが録画モードで握られていました



「今晩のお部屋は普通ね」

「いや、美優、普通って・・・最上階のスイートルームに対して失礼だよ」

「でも、ヒカルが泊まるんだから、最低でもこれぐらいは・・・」

「美優、普通の感覚を忘れちゃダメだよ」

「わかったわ、さすがヒカルね

 下々の気持ちを察する事も、人の上に立つ人物には必要な事よね

 私も気をつけないとね」

「そうじゃな「ピンポーン」」

「あら、もう来たみたいね

 はーい、今開けるわ」

あぁ、上手く伝えられなかったなぁ

でも、普通の感覚に気をつけてくれるって言ってたから・・・まぁいいか

「うわーっ!すっごいお部屋ですねー」

「こんなステキなお部屋、一度は泊まってみたいわよね」

「きゃー、コッチも凄いわよ

 ジャグジーまであるわ」

「スイートルームってとんでもないお部屋ね」

「さすがに鷹峯さんの泊まるお部屋は別格ですね」

この声は・・・委員長達だね

そういえば、夜更かしして恋バナだったっけ?

すっかり忘れてたなぁ

ボクが恋バナだなんて、ついて行けるのかな?

「・・・という訳で、今日はお酒を飲みながら恋バナ〜からY談へと突入しまーす」

え?お酒!?

「ちょっと待ちなさい!」

「なんでしょうか、佐藤さん」

「筒井さん、あなた達ひょっとしてヒカルにこのお酒を飲ませるつもり?」

ほっ、美優が止めてくれるみたいだね

「あっはい、一応飲みやすいサワーやカクテル系のお酒を選んだんですけど・・・

 鷹峯さんにお酒を飲ませるのはNGですか?」

「当たり前じゃない、ヒカルにこんな安物のお酒なんて飲ませられないわよ!

 もっと高級なワインとか無かったの?」

いや、突っ込む所はそっちじゃあ・・・

「まあまあ、美優さんも落ち着いて

 ルームサービスで注文すればよろしいのではなくって?

 届くまでの一杯ぐらい目をつぶって差し上げてはいかが?」

「それもそうね

 それじゃあ、乾杯しましょうか?」

「え?どうしてみんなボクの方を見るの?」

「当然、乾杯の音頭は鷹峯さんですよ」

「・・・は、恥ずかしいから筒井さんお願い」

「わかりました、それでは僭越ながら

 えー楽しい修学旅行と我らのヒカル様に

 ルネッ○〜ンス」

「「「・・・・」」」

「コホン

 外したようなので改めて

 カンパーイ」

「「「カンパーイ!」」」

お、お酒って初めてだけど・・・

あ、ほんのり甘くて

なんだかポーっとして・・・


くれぐれも真似はしないでくださいね

お酒は18歳になってから



…あれ?20歳だったっけ?


2/9 脱字修正

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ