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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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修学旅行2日目⑨

「ハハハ、うん、ある程度の予想はしてたんだよね」

「予想以上だった?もしかして普通のスイートルームだと思ってた?」

「うん、さすがにコレは・・・美咲でも予想外ですって感じじゃないかな?」

「晩ご飯の時にでも教えてあげるといいわよ」

「それにしても・・・ホントにいいのかな?ボクが泊まっても」

「ホテル側はいいって判断したからここにいるんでしょ?

 それに、私は随員用の部屋になるし・・・」


ボク達が案内されたお部屋はとんでもないお部屋でした

なにしろ、昭和天皇の奈良行幸の際に使用されたお部屋で、それ以降は皇族専用にしたお部屋なんだって

ただ、皇族専用にしたのはいいんだけれど、その後の交通機関の発達のせいで、奈良へは日帰りが普通になって、誰も泊まらないお部屋になってしまったらしい

美優はボクと同じ部屋で寝られないのが不満みたいだけど・・・何故かアヤさんと同室です

コーシコンドーは良く無いと思うんだけどなぁ



「ねぇ、美優

 ご飯までは時間があるし、ホテルの中を見て廻ろうか?

 それとも、筒井さんの夜の修学旅行に備えて仮眠する?」

「あ、ソレ・・・今日は無理よ」

「へ?どうして?」

「だって、昨日のアレでしょ?

 今晩は部屋から出して貰えないわよ」

「そこはそれ、抜け出すの手伝ってくれるよね?」

「無理無理、このお部屋の状況だと見張りの目を盗んでっていうのは不可能よ」

「えー、でも先生達も一晩中見張るなんてあり得ないでしょ」

「先生の見張りなら何とでもなるんだけどね・・・」

「えっ!?もしかして、アヤさんが見張りなの?」

「アヤさんだけじゃ無いわよ

 鷹峯家警備部の四天王と呼ばれる・・・ゴメン、違った、自称だ

 自称、但し一人が調子に乗って言ってるだけの四天王が見張りを兼ねて警備する予定だから」

「四天王って・・・厨二病入ってない?

 あ、でも、アヤさんが好きそうな設定だよね」

「ハズレ〜、実は橋本さんでした

 しかも、四天王って言っても、三人しか居なかったり・・・するんだよ」

「プッ、ソレかなり拗らせてるね

 あ、そうだ、橋本さんはケガしたんだから休ませないと」

「そうは言っても、休むような人じゃ無いわよ

 ・・・そうね、ヒカルが大人しく部屋から出ないって約束するなら、休ませられるかもしれないわね」

「・・・わかった、ボクが我慢すればいいんだよね?

 それに明日はUSN(ユニバーサル・スタジオ・ニッポン)だから、しっかり睡眠を取るべきだよ!」

「ふふふっ、楽しみなんだね

 委員長にはメールしておくね」


恋バナより遊園地って、子供っぽいかなぁ

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