いざ修学旅行⑧
投稿したつもりがなぜか消えていた”修学旅行⑧”
再度書き直して投稿です
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません
うぅ、足がしびれるー
正座なんてみんなよく我慢できるね
あ・・・仲間がいたよ
やっぱり美里だね
期待を裏切らないなあ
美紀と清香ちゃんは茶道を習ってるから当然としても
美優も美咲も平気なのか
どうしてみんなはこんなにハイスペックなんだろう?
それに比べてボクは・・・
「ヒカル?」
「え、ああ、ゴメンちょっと考え事してた」
「それじゃあ、コレ
お茶なんですけど・・・大丈夫かな?
あっ、作法とかは気にしないでいいわ」
「そ、そう?
よかった~茶道とか、やった事無かったから・・・」
寝込んでいた美紀のひいおばあちゃんがわざわざ起きだして
お茶を点ててくれたのはいいんだけど・・・
で・・・コレはお茶なの?
ドロっとしてて泡立った液体・・・
濃い緑色だよ
お茶って普通は茶色が基本でしょ?
お茶の色だから茶色って言うんだよね?
・・・見た目はこの際目を瞑ろう
そうだ、物理的に目を瞑ればいいんだよ!
目を瞑って味わってるように見えるよね?ねっ?
よ~し、ボク頑張るよ
あ、香はちゃんとお茶の香りだね
って言うか、スゴクいい香りだなぁ
こんないい香りだと味も期待できそうだよ
うん、見た目を気にしたらいけないんだよね
・・・・・
・・・
・・うぅ
にが~~~い
だ、ダメだよ
吐いちゃダメ
ガマンしなくちゃ
なんとか飲み干さないと・・・
うぅぅ、飲み干しても口に苦いのが残ってるよ
・・・あれ?みんながボクに注目してる・・・
何か言わないといけないのかな?
不味いとか苦いっていうのはダメだよね?
だったら・・・
「すごくいい香りですね」
「ありがとうございます
そう言っていただけると心を込めて点てた甲斐があります
宮家の姫君に対してお茶を点てる事ができるなんて・・・もう思い残す事はございません」
「いやだなぁ、そんな大袈裟な・・・
宮家って、ボクは旧宮家だから今は一般家庭なんだよ?」
「そんな、滅相もございません
私のような大正生まれの老婆にとっては
本来ならば直奏する事も恐れ多くて・・・
茶室にご案内致しましたのも、その為でございます」
「え?どういう事なの?」
「それは、昔から茶室に於いては外の身分は一切関係なく、師と弟子の関係となります
太閤秀吉公は、その慣習を守らず千利休を死罪にしたようでございますが・・・」
「そうか!、そうでないとお茶を教わる方が偉いと教える方も怒れなかったりするからか
・・・あれ?って事はうちの学校も外の関係を持ち込まないっていうのは」
「そうね、その通りよ
ただ、今の学園長先生はその慣習を守れていないようだけどね」
「そうだよね、美咲の言う通りだよ
・・・ちょっとなんとかしないとね」
「そうね、豊臣秀吉も学園長先生もロクなモンじゃないわよね
・・・あえて言おう、カスであると!」
「ちょっと、美里さん、それは少し言い過ぎではありませんの?」
「まぁまぁ・・・ところで
直奏って何?」
「美里・・・分からない事をそのままにしないでその場で聞くなんて
成長したのね・・・おねぃさんは嬉しいわ」
「「「・・・」」」
「コホン、少しハズしたみたいね
え~と、直奏っていうのは身分の高い人に直接声を掛けることよ
直接奏上するの略ね
昔はお付の従者に話して、伝言ゲームみたいな事をしていたそうね
この場合ならヒカルに直接話さずに美優に話して伝言してもらうのよ」
「うわ~面倒な事してたんだね
さすが美咲、溢れる知識の泉って所かな?
・・・あれ?」
「・・・やっぱりヒカルもわかってなかったんだね」
ハッ!しまった!
執筆中の所からも消え、投稿もされていない・・・
一体どこに行ったのでしょう?
はっ!もしや魔○空間に引きずり込まれたのか!?
(ネタが古くてすいません)




