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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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いざ修学旅行③

「ほほぅ、これが有名な清水の舞台か

 結構高いね、流石の私でも飛び降りる勇気は出ないなぁ」

「美里なら大丈夫かもね」

「美咲さんが言うのであれば、大丈夫なのではないかしら?

 試して見ませんか?」

「さ、清香ちゃん、そのニヤリは怖いよ」

「フッフッフッ、この清水の舞台から飛び降りた記録は江戸時代から残っているけど、死んだ人はそんなに多くないんだ

 もちろん、怪我はしたみたいだけどね」

「え?」

「まさか!?そんな筈ありませんわ」

「ちょっと~ボクの言う事は信じられないの?」

「いや、内容じゃなくって・・・ヒカルがウンチク!?」

「ちょっとヒカル・・・熱は無いようね」

「いや、美優・・・どうしてボクの額に手を当ててるのかな?」

「熱が無いのなら、何か変なモノでも食べたのかもしれません」

「ダメですわヒカルさん、美里さんのように拾い食いするのは淑女としてどうかと思いますわ」

「ちょっと!清香ちゃん、今日は私をいじり過ぎじゃない?

 言っておくけど、拾い食いなんてしないわよ

 たくさん食べるだけよ!」

「そうよ、落としても3秒までならセーフよ」

「「「それはナイ」」」

「美咲ったら、せっかくのボケもそこまでハズしたらだめよ」

「そうですわ、いくらネタでも不衛生なのはちょっと・・・」

「って、そんな事よりも今はヒカルよ!」

「ぼ、ボクだってドヤ顔ぐらいしたっていいでしょ

 清水寺は小学校の遠足で行ったから覚えてるんだ

 当時のバスガイドのお姉さんが説明してくれたんだよ」

「へぇ~そうなんだ・・・でも落ちたら痛いだろうな」

「だったら試してみましょうか?」

「ちょっ!美紀までそのニヤリはヤメテーーーーーー」



「それでは今から班行動になります

 各班の班長は人数を確認して下さい」

「3-A、1班6人全員いま~す」

「2班OKだよ~」

「3班は安藤さんがトイレに行ってます」

「4班いるよー」

「5班、7人いるだと・・・?」

「ちょっと美咲、アヤさんは数えなくていいって」

「あ、ゴメンつい・・・5班ヒカルは無事」

「はい、了解しました

 それでは夕食の時間に遅れないように全員無事にホテルで会いましょう」

「筒井さ~ん、安藤さんがまだだって(笑)」

「失礼しました、鷹峯さんが無事だとほっとしちゃって

 え~3班は安藤さんが戻ってから出発と・・・戻ってきましたね

 それでは改めて

 くれぐれもトラブルを起こさないようにお願いします」


「さて、どこに行きたい?

 ボクは土地勘もあるから案内できるよ」

「ねえ、みんなで舞妓さんになってみない?」

「いいねー美紀、でもそういうのって予約とか必要じゃないの?」

「大丈夫です、うちのお店の京都支店と取引のある所ですから

 土日以外ならいつでも融通がききますから」

「それじゃあ行こうか?」

「ええ、こっちです、祇園四条駅から南に行った所ですからスグですよ」


あれ?ボクより詳しい?

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