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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
201/273

GWを楽しみましょう①

「ねえ、美優

 せっかくのGWなんだからさぁ

 何処かへ遊びに行こうよ」

「いいけど、何処に行くの?

 国内の行楽地はどこも混雑していて、警備の面で不安が残るわね

 海外は・・・旦那様が自家用ジェットを使用中だから、普通の定期便でないと無理だよ」

「って事は車で行けるところかぁ」

「じゃあ、何か美味しい物でも食べに行こうよ!」

「GW食べ歩きツアーwith美優!」

「何がいいかなぁ

 フレンチにイタリアン、中華に和食、焼き肉とかお寿司もあるよね

 でも、街のラーメン屋さんとか、昔ながらの洋食屋さんも捨て難いし・・・」

「ハイハイ、全部行くわよ」

「全部って、美里じゃあるまいし、ボクじゃ食べきれないよ」

「誰が今日一日で食べるって言った?

 GWで一つづつ廻るわよ」

「あーびっくりした、そりゃそうだよね」

「それじゃ、手配してくるから出掛ける準備を・・・ユキさんを呼んでくるね

 お腹周りに余裕のある服装@お忍びお出掛けバージョンでオーダーしないとね」



「いらっしゃいませ

 3名様ですか?

 カウンター席、テーブル席、お座敷がございますが?」

「せっかくなのでカウンター席でお願いします」

「畏まりました、こちらへどうぞ」

「ねぇ美優、お寿司が回ってないんだけど?」

「っ!馬鹿ねーヒカルにあんな偽物の魚を食べさせる訳無いでしょ?」

「偽物って?お魚じゃないの!?」

「いや、一応魚なんだけどね

 例えば、エンガワはヒラメじゃなくてカレイを使ってたりね

 高級魚を安い魚で代用してるのよ

 それを明示してたら、構わないと思うんだけどね

 お客を騙すようなやり方が気に入らないのよね」

「へー知らなかったなぁ、でも、食べられない魚じゃないんでしょ?

 ・・・ってアヤさんどうしたの?」

「二・セ・モ・ノだったの・・・

 そんな・・・騙されてたの

 回転寿司がご褒美だったのに・・・」

「アヤさん!しっかりして

 今から本物を食べられるんだよ」

「はっ!そうだった

 回らないお寿司でリベンジですね」

「そうよ、好きなだけ食べていいのよ

 お値段は時価だけどね」

「・・・ご馳走になります」

「そんなに緊張しなくてもいいから

 ほら、役得ってね?」

「緊張ぐらいしますよ、回らないお寿司屋さんなんて初めてなんですから

 子供の頃なんて、回転寿司に行く前に牛丼を食べてから行くぐらいのケチな両親でしたから」

「何それ、お腹いっぱいになっちゃうじゃない」

「それですよ

 お腹いっぱいだと、あんまりたくさん食べられないから安上がりなんです」

「・・・それ、お兄さんか弟がいたでしょ?」

「!なぜそれを・・・確かに兄が二人いましたね」

「簡単な事よ、高度経済成長時代を過ぎた日本では、食べ盛りの男の子でもいないとそこまでビンボーすること無いわよ」

「おお!久しぶりに見たよ、名探偵美優

 ほら決めゼリフを言わないと」

見た目(おっぱい)は子供、頭脳は大人!

 ・・・って、何言わせるの!!」


美優はどうやらノリツッコミのレベルが上がったようです


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