表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
200/273

ヒカルのお誕生日⑥

「お嬢様、そろそろお休みの時間でございます」

「ねえ、ユキさん」

「はい、いかがいたしました?」

「ボク、ユキさんの事、全然知らなかった・・・」

「私の事などお気になさらず」

「でも、友達が普通に知ってる事すら知らなかったんだ

 それが、なんというか・・・悔しいというか

 ユキさんの事はもっと知っていたかったんだ」

「少々長くなりますがよろしいでしょうか?」

「・・・うん、お願いします」

「私は、お嬢様のお母様、薫子様の従者でした・・・」



ユキさんは結婚前は鹿島 雪といって、父親は鷹峯ホールディングス社長、鹿島 重蔵、母親は旧姓篠山 幸枝の長女として生まれたんだって

鷹峯ホールディングスの社長っていうのは、鷹峯家が経営する会社を纏める持ち株会社の社長、簡単に言えばおじいちゃんの代理人というか、昔風に言うと番頭さんだね

そんな重要なポストに起用されるほど優秀だったユキさんのお父さんは、篠山家の娘を嫁に貰って一族扱いになったそうです

ユキさんのお母さんは、なんと、学園長先生の妹さんでした

ママの従者に選ばれるって事は吉村家か篠山家の親族だろうし

どうやら、嫁に行った娘の産んだ子供ってパターンが多いみたいだね

って事はユキさんは山崎さんや千秋先生の従姉妹なんだよね


「そうだったんだ・・・」

「薫子様が駆け落ちされた後、従者を解任されましたが、メイドとして引き続き鷹峯家にお仕えする事を許されました」

「ママの従者だったから、ボクのメイドに選ばれたの?」

「それもありますが・・・

 篠山家の一族として信用されている事

 当然のことながら口が堅い事

 お嬢様の秘密を知る者として、他にいなかった事でしょうか」

「え?秘密を知るって・・・

 ユキさんはボクの専属メイドになる前から知ってたの?」

「実は・・・お嬢様がお産まれになったおり、私がお側に控えさせていただきました

 薫子様は初めてのご出産で心細かったのでございましょう

 薫子様はそのような時に、このユキを頼って下さいました

 私はお嬢様がお産まれになった事を、旦那様にすら黙っておりました

 もちろん薫子様のご意思です

 その事で口が堅いと認めていただけたのでしょうか

 ですから、お嬢様のお世話は産まれてすぐのオムツ交換からさせていただいております」

「えー!って事は全部見られてるの?」

「はい、お嬢様のおちんちんは可愛いかったですよ(笑)」

「!!

 ダメだよユキさん、伏せ字にしないと」

「お嬢様、心配はいりません

 赤ん坊のおちんちんはモザイク無しで放送してもいいんです

 卑猥な物ではありませんからね」


(//∇//)

運営さんに怒られたら伏せ字にします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ