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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
20/273

寮②

へ~結構広いなぁ

コレって角部屋?

2方向に窓があるっていいねえ

しかも東と南って・・・最上階だし・・・コレはアレだね

おじいちゃんの仕業だろうなぁ


こういうのが、こわーいセンパイに目をつけられるフラグだよね・・・


あれ?ベッドが2つ?

個室じゃないのか、

・・・まさか、女の子と同じ部屋で???

どうしよう、カツラ外せないよ

いや、カツラよりコンタクトだよ

寝る時ぐらいは外さないとダメだよね

ルームメイトの人が寝静まってから外すしかないかなぁ

と、と、とりあえず荷物の整理をしないとねぇ


コンコン

「入るわよ」

ガチャ

あ、すらっとした体型のおねーさんが


ボクを見て


あ、固まった


え?何かおかしかった?

元男だとバレるような事は何もしていないし

カツラもコンタクトも、うん大丈夫だ

ヨシ!こちらから挨拶して畳み掛けろ作戦だ!

「始めまして、今日からお世話になりまS・・」

「キャー!キャー!なにコレ!このロリっ娘!撫でていいの?ハグしていいの?舐めていいの?」

「えーー?舐めるのはイヤです」

「ヨシ!言質取ったどー、って事で撫でるのと、ハグするのはOKだね(≧∇≦)b」

「強引ですねぇ、自己紹介もまだなのに」

「オット~そうだった、じやあまず私からね

 私の名前は向井 沙月(さつき) クラスは3Aだよ

 これから卒業までの半年間あなたのルームメイトです、宜しくね」

「あ、ハイ・・えーと、鷹峯 光です、病気のせいで2年半ほどアメリカで入院していました

 クラスはまだわかりません」

「鷹峯女学園に鷹峯 光さんねぇ・・・

 そうか、それで4月からこの部屋を1人で使えてたのね

 それじゃあ荷物の整理を手伝うわ、服はクローゼットの左半分を使ってね」

「はい、ありがとうございます」

沙月さんに手伝ってもらって、荷物の整理もサクサク進んでますありがたいです

いい人でよかったー


「あら、コンタクトなのね・・・レーシックとかオススメよ」

「え、あぁ、あの、目の手術ってなんだか怖くないですか?」

「怖くないわよ、まぁムリにとは言わないけどね、もしやるならうちの父の病院を紹介するわ」

「沙月さんはのお父さんはお医者さんなのかぁ、沙月さんも頭よさそうですね」

「うっ・・・う~ん医学部に潜り込めるかどうかギリギリなんだよね~

 うちは弟がいるからムリに医者にならなくてもいいんだけど・・・」

「へぇ~兄弟かぁいいですね~ボクは一人っ子だったからなんだか憧れます」

「ダメダメ、男なんてガサツで思いやりが無くて自分勝手で・・・妹だったら良かったんだけど

 ・・・と、あとは服だけね、へぇ、制服も新品じゃない、あれ??、赤いリボン?」

沙月さんはボクの制服

 夏服なので上は白いブラウスに赤いリボン下はグレーのスカート

 冬は上にこげ茶色のブレザーを羽織る

を持って不思議そうな顔をしている

「どうしたんですか?何かおかしいですか?」

「だって、赤いリボンは中等部だよ?高等部は青いリボン・・・ってもしかしてヒカルさん中等部?」

「え、言ってませんでした?中等部の2年生に編入です」

「・・・あぁそうか、鷹峯 光だもんね、そこから特別か・・・このロリ体型は病気で発育不良じゃなくてリアルだったか」

「???」

「え~とね、この寮は2・3階は4人部屋4階は2人部屋なの

 中等部の120人は2階、高等部1・2年の120人が3階、高等部3年の60人が4階を使うのが・・・慣例だったのよ、かっこ過去形かっことじる」

「すいません、おじいちゃんが色々やらかしたみたいで・・・」

「いいのよ、ヒカルさんが悪いわけではないんだから・・・それにしても・・・百合寮の掟だし・・・中等部に手を出す訳には・・・ぐぬぬ」

沙月さんも心の声が漏れる人だったか・・・

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