表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
1章 始まり
2/273

始まりの日②

「どうしたのヒカル?大丈夫?」

「うん、ちょっとビックリして・・・でももう大丈夫」

「そう、それじゃあ私はそこで待ってるみんなに報告してくるね♪」

「え?」

空羽そらはちゃんと玲於奈れおなちゃんと鈴音すずねちゃんが心配してそこで覗いてるの」

「イヤ、ソレッテ心配デハナクテ好奇心ナノデハ?」

「大丈夫よ~みんな仲良しの友達だし、私の応援してくれてるもん今日はなかなか放してくれないと思うから先に帰ってて、あさってのデート遅れないでね」

「アァ、うんわかった、それじゃまたあさってにね」

「うんバイバーイ」


と手を振って分かれたけど

あぁぁぁぁぁ月曜日が怖い、からかわれるんだろうなぁ

いや、それより日曜のデートに着て行く服どうしようかな

いつもの服ってのもなんだかなぁ、かといってお小遣いもないし

恥ずかしいけどママに相談してみようかな


アパートに着いたけど、やっぱりママはまだ帰ってきてないや

うちのアパートは結構古くてボロっちい2DKなんだ

本当はもっといいところに住むだけの収入はあるけど、ボクの将来の学資の為に貯めてるって言ってた

さて、先に宿題を済ませてしまおう



「ただいま~光、ごめんね、道路工事の工事現場から遺構が出ちゃって対応で遅くなっちゃった」

「ママおかえりなさい」

「・・・どうしたの?いつもと違うじゃない・・・

 何かおねだり?、それとも彼女でも出来た?」

「!!どうして分かるの?」

「そりゃあ母親ですもの、それに今日はバレンタインでしょ」



「ふ~んなるほどねぇ~それじゃあ明日はデートに着て行く服を買いにいきましょう」

「うんありがとうママ、でも小学生のくせに彼女なんて~って怒られるかと思ってたけどなんだか拍子抜けしちゃった」

「なに言ってんのよ、秀隆さんに似て優しくてユーモアもある、私に似て頭もいいし美人顔だし・・・

 運動神経は私に似ちゃって残念だけど、それ以外は完璧じゃないの、モテて当然よ」

「え~パパのユーモアって梶 秀隆(火事火出たか?)のワンパターンギャグだけでしょw」

「何いってんのよ、その名前で消防士って所がミソなの!ママなんて始めて聞いた時笑いすぎて死に掛けたんだからね、それにパパはそれだけじゃなくてマッチョだしタフだし夜も最高だし(#^^#)」

「ママ、最後のヤツで台無しだって」

「いーのよ、夫婦間ならとてもいい事なの、光にはまだ早いからね、彼女が出来たからってヤったらダメだからね」

「そ、そんな事しないよ~キスしただけだよ」

「アラアラwやっぱり秀隆さんの息子ね~でもソレ以上は絶対ダメよ!」

「うん」

「それじゃあ今日はこれくらいにして、明日はママとデートよwさっさと寝なさい」


-----------

工事現場から遺構 奈良ではデフォです、一度出ると学術調査が終わるまで工事ストップです、これは公共工事でも民間のマンション建設でも同じです、そのため工事が予定の期間で終わる事はほとんどありません


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ