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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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調理実習③

「ご飯は準備出来たよ、次は何をしたらいい?」

「どうしようかな?こっちの野菜の準備はもうすぐ終わるし・・・それじゃあ、お味噌汁の準備をお願い」

「わかった、ボクに任せて!」


よし、お味噌汁だね

いくらボクでも、カップにお湯を注ぐだけじゃダメなのはわかってるもんね

まず必要なのは・・・お鍋だよね

それと、お水を入れて、火にかける

ウン、ここまでは問題無いハズ・・・

というか、これで問題があったら女の子として以前に、人間としてマズイ気がする


ここは汚名挽回(注:ネタ解説にて)しないとね

お味噌汁なんだから、お出汁(だし)を取らないとね

お出汁といったら、鰹や昆布が有名だよね

魚のアラもあるけどボクには難し過ぎる

・・・あれ?インスタントのお味噌汁はどうしてるんだろう?

そうだ、出汁入りのお味噌だ!

まず、お味噌を確認しよう


出汁入りじゃありませんでした

チッ、楽が出来るかと思ったのに・・・・


しかた無いね

お出汁に使える物は・・・

鰹の削り節と、これは??小さい昆布かな?

ひょっとしたら、根昆布というヤツかも知れません

根昆布は見栄えが悪い事けれど、昆布よりも美味しい出汁が取れるって三スター鯵っ子も言ってたよ

と、言う事でボクは根昆布を選択する

ふっふっふ、これでさっきの失敗を帳消しにしてもらうんだ

・・・ところで、どれくらいの量を入れたらいいんだろう?

まぁいいか、多めに入れておこう

大は小を兼ねるって言うくらいだしね

旨味成分はたっぷりの方が美味しいよね、きっと 

 

あ・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『お鍋に根昆布を入れたら、お鍋からワカメが溢れた』

な・・・何を言ってるのかわからねーと思う

ボクも何が起こったのかわからなかった・・・

頭がどうにかなりそうだった・・・

催眠術だとか殺人事件だとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗をあじわったぜ・・・


・・・あれ?少し意識が飛んでたみたい

ひょっとして、根昆布じゃなかった?

ドーシヨー、コレ

「ひ、ヒカル、その物体は・・・」

「・・・ゴメン

 み、美里が沢山食べるから多めに作ろうかなぁって・・・

 多過ぎました、ごめんなさい」

「だ、大丈夫よ、私が食べるから

 ハハハ、5杯モ食べレバナントカナルサ」

「そうだわ、ワカメを使って海藻サラダにいたしましょう!」

「清香ちゃんスゴイ!今日は本当に冴えてるよ」

「それでは、残ったワカメに、お味噌を加えて・・・さぁこれでお味噌汁の完成ですわ

 あっ、刻みネギを載せましょう」


うーん、清香ちゃんもやるね

料理が初めてとは思えないよ

これが基本スペック(女子力)の差なのかな?

増えるワカメの使用量に注意しましょう!

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