表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
19/273

寮①

ジャンルが学園にもかかわらずここまで学園が出て来なかった件


前置が長くてすいません

それでは学園(中等部編)どうぞ

うへえ

デッカイ門だなぁ

明日からここに通うのかぁ

「お嬢様申し訳ありません、私は校内には立ち入ることができませんのでここでのお見送りになります

 荷物の方はすでに搬入いたしております

 門を過ぎて暫く直進いたしますと十字路に行き当たりますので右にお進み下さい

 そのまま道なりに10分ほど歩きますと白い外壁の建物が見えてまいります

 そこがお嬢様が卒業までお過ごしになる”百合寮”になります

 玄関の右手に寮母がおられるそうですので、そちらの指示に従っていただきます

 いってらっしゃいませ」

「はい、いってきまーす」

警備員さんが門を開けてくれた

あれ?警備員さんまで女の人だ

徹底してるなぁ

さて、寮まで行きますか


暑い・・・やっと十字路、ここを右だね、まだ10分歩くのかぁ

上着脱ごうかなぁ

あぁでも紫外線対策だから脱いじゃダメだな

今日の服装はこの前の退院の時に着ていた”高原の美少女”(アヤさん談)改

何が改かというと、黒のカラーコンタクトと黒髪のカツラでただの色白の女の子さ( ̄+-  ̄)ドヤ

これで、目立たない普通の女の子として生活できるハズ

目立つといじめられるかもしれないでしょ?

ボクだっていじめられるのはイヤだもん

ここはイワユルお嬢様学校らしいけど、イジメなんてどこでもあるらしいからね

さすがにイジメをする側に回るつもりはないけど、いじめられてる子を助ける勇気までは無いんだ

ヘタレでごめんなさい

あ、そういえば学校を説明してなかったね

ボクが通うことになったのは東京都西部の丘陵地帯にある鷹峯女学園の中等部

まぁ名前でわかると思うけど・・・おじいちゃんが理事長だったりする

お嬢様学校といっても、お嬢様だけが通う訳ではなく(そんな事をすれば経営が成り立たない)

普通の一般家庭でもムリをすれば通わせる事ができるので箔を付けるだとか、親の見栄で入学する子や

ブレザーの制服がカワイイからと選ぶ子もいるらしい

中等部の定員は1クラス30人で8クラス、1学年240人

高等部は12クラスで1学年360人つまり1800人の女の子が学ぶ学校なんだ

この人数なのに全寮制だから寮も6つあるんだって

ボクが入る百合ゆりのほかにも薔薇ばら菖蒲あやめ山吹やまぶき躑躅つつじ牡丹ぼたん・・・難しい漢字ばっかり・・・百合でよかった

お花の名前が付いている所はやっぱり女の園?って感じがするね

6つの寮に高等部は1学年60人づつ、中等部は1学年40人づつを振り分けて校内行事などは寮単位でする事が多いんだって


説明してたら寮に到着しちゃった

うんここで間違いない

「あの~すいません誰かいますか~?」

「はい・・・あぁ、あなたが編入生の子ね?私は山崎 真由美といいます、百合寮の寮母です

 年齢は内緒よ♪」

「鷹峯 光です、よろしくお願いします」

「さっそくお部屋に案内しながら説明するわね

 まずコレ、寮内の案内地図ね、この1階の大きな・・・そうコレが食堂よ

 朝食は6:30~7:30、夕食は19:00~20:30だから遅れないようにしてね

 そしてココが大浴場、時間は20:30~23:00ね

 それ以外の時間は各階にシャワールームがあるからそれを利用してください

 1階は喫茶室やシアタールームに談話室にコインランドリーにロビー・・・要はみんなの共同利用する場所ね

 テレビは食堂と談話室にしかないからね

 そうそう、門限があるのよ、19:00なの、要は夕食までに帰ってこ~いって事ね

 週末とかに家に帰る場合は金曜の朝9:00までに外泊届けを提出して下さい

 2~4階がお部屋になってるわ

 あなたのお部屋は4階のこのお部屋よ

 はい、コレが鍵ね

 今日のうちに荷物の整理をしておいてね」

と渡された鍵には415と刻印されていた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ