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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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球技大会①

「それでは今から、球技大会の種目を決めたいと思います

 ソフトボール、バレーボール、バスケットボール、テニス、卓球の5種目です

 なお、該当種目の部活動に所属する人は出場禁止です、要はソフトボール部は他の種目にしろよって事ね

 それでは、筒井さん・・・は、休憩してもらうとして」

「いえ、もう大丈夫です

 鼻血はもう止まっています」

「そう?それじゃあお願いするけど、無理はしないでね」

「ハイ

 このクラスには、球技大会が初めての方もいらっしゃるので説明から始めますね

 球技大会はクラス対抗で行ないます

 新しいクラスとなり、親睦を深める事が目的ですので、必ず一つの種目に出場して貰います

 中等部の競技は全て学年別8クラスのトーナメントです

 それぞれの種目の定員はソフトボールが9人、バレーボールが6人、その他は5人づつです」

そう言うと、黒板に5つの競技の名前を書いていきます

・・・美しい字だなぁ、チョット羨ましいかも

「それでは、やりたい種目の所に名前を書いて下さい

 定員オーバーの種目はジャンケンで決めて貰います」


「ねえ、みんな何にする?」

(わたくし)はテニスを希望いたします

 こう見えてもテニスは得意ですのよ」

「まさに、お蝶夫j「ダメ、美優!それ以上は危険だからね」

「コホン、えーと、私はバレーボールが禁止だから、この身長を活かすならバスケットボールかな?」

「なるほど~・・・美紀は?」

「私は卓球ですね、運動は得意じゃないので一番迷惑をかけないのは・・・卓球かな?と思って」

ボクも運動は苦手なんだよね・・・この体になってからは

「ヒカルはどうするの?私はヒカルと一緒がいいな」

「ボクは・・・どれにしようかなぁ

 あ、その前に美優も聞いておかないと」

「わざわざ聞かなくてもわかってるでしょ?美咲と同じ選び方よ

 でも、ヒカルは外でやる競技は禁止ね

 少しでも紫外線を浴びる量を減らさないといけないからね」

「あ、そうか・・・忘れてたよ

 と、いう事は、ソフトボールとテニスが消えたね」

「それじゃあ、私と卓球ですね

 ヒカルも運動は苦手ですもんね」

「ちょぉ~っとまったぁ~、私と一緒にバスケにしようよ

 私がヒカルの分まで動くから大丈夫」

「う~ん・・・どうしよう

 そうだ、クラスのみんなの人気はどうなってるのかな

 人数の少ない所だと希望に添えるでしょ?」

「ヒカルはそんな事気にしなくていいよ

 それよりも、紫外線対策優先!わかった?」

「はーい、それじゃあバスケにしようかな?

 卓球だとボクがヘタだと勝敗に直結するけど、バスケなら美里が助けてくれるからね」

「それじゃあ私も卓球をやめて、バスケにします」

「大丈夫かなぁ?ジャンケン頑張らないとね」


ボク達がバスケの所に名前を書いたら

それまで名前を書いていた子たちが一斉に名前を消して違う競技に変えました

ボクってそんなに足を引っ張るように見えるのかな?

あ、そうか、マラソンでビリの実績だね


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