お誕生日会@美里のおうち④
「いらっしゃ〜い、待ってたんだよ
背を長ーくして」
「・・・首でしょ?
美里の場合は、ボケなのか、リアルで間違ってるか微妙だから、ボクとしてはツッコミにくいんだよね」
「い、今のはボケだよ
だって、私の背の高さにかけたでしょ?」
「そういう事にしておいてあげるわ
だって今日は美里のお誕生日なんだからね」
「うぅ、美咲まで・・・」
「「「「「おたんじょうび、おめでとーーーーー!!」」」」」
「みんな、ありがとう・・・」
「盛り上がってるところですが、玄関先では何ですので
奥に上がっていただいてはいかがですか?」
「あ、うん、そうだね、みんな上がってよ、あんまり広くないけどね」
「家政婦さんを雇ってるんだね」
「え、あぁ、うちはお母さんも仕事をしてるでしょ?
だから、お母さんの仕事の日に来てもらう感じなんだ
ヒカルや清香ちゃんみたいに24時間体制じゃないけどね
今日はお誕生日会だから来てもらってるの」
「家政婦の三田です」
「みなさん、いらっしゃい
今日は美里の誕生日のお祝いにきてくれて有難う
生憎、主人は仕事の都合がどうしてもつかなくって夜にしか戻れないの
お料理は高級品じゃなくて、手作りだからお口に合わないかもしれないけど
楽しんでいってくださいね」
「お久しぶりです、大人数で押しかけてすいません」
「いいえ、わざわざ遠くまで有難う、美優さんだったかしら
今日はお仕事を忘れて楽しんでね
それじゃあケーキを出すわね
三田さんお願いします」
結構広いリビングだね、20畳ぐらいかなぁ
そのリビングのテーブルにたくさんのお料理が並んでる
揚げ物やお肉が多い?
・・・どうやら美里の好みかな?
美里は運動してるから、食べても太らないんだよね
食べたカロリーをすべて運動で消費してるって事なんだろうね
「お待たせ~ケーキは美里の好きなチョコレートケーキよ」
「おお!デカい
うん、美里サイズだね
ロウソク立てよう!15本」
「ほらほら、美里は主役なんだから座ってなさい」
「そうだよ、美咲の言う通り
今日はボクじゃなくて美里がお姫様だからね」
「さぁ、電気をけすわね」
「バレーボールで鍛えた肺活量を見せる時が来たのだ、フハハハハハ」
「当然、一息だよね~
ガンバレ美里~」
「まかせなさ~い」
「「「せーのっ」」」
「ふうぅぅぅぅぅ~」
パチパチパチパチ
「「「美里!15歳おめでとー!!」」」
「コレは私からのプレゼントです」
「ありがとう、美紀・・・タオルだ、練習の時に使うね」
「うぅっ被った~・・・ゴメン、私もタオルだったりする」
「ありがとう美咲、タオルは何枚あっても使うから大歓迎だよ」
「私からはこの水筒をどうぞ
落としても割れない、新素材の魔法瓶だそうですわ
スポーツドリンクでも入れてくださいね」
「おお、すげー、ありがとう清香ちゃん、大事に使うね」
「私はコレ」
「・・・例のブツだね」
「うん、人目の付く所で見ちゃダメだからね」
「うん、わかった、ありがとう美優」
何だろう、気になるなぁ、あの薄い本・・・
まぁいいか、それよりもボクの番だね
「最後になるけど、ボクからのプレゼントは別の場所に用意してあるから
パーティーが終わってから移動だよ」
「いったいなんだろう・・・別の場所って事は部屋に入らないような物?」
「それは、見てからのお楽しみだよ」
薄い本の内容はR15では表現できませんので
皆様のご想像にお任せします




