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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
172/273

美優って・・・怖いです

「ねぇ、春樹君、裸になってよ」

「え!?いきなり何を言い出すんですか!」

「あのね、この前チラッと見ちゃったんだけど・・・

 どうにも気になってしまって

 近くで見てみたいんだよね」

「ちょっ、ちょっと待って下さい

 二人っきりになる事だけでもヤバイのに

 コレが吉村さんにバレたら・・・」

「大丈夫だよ、ボクが黙ってたらいいだけだよ

 ほら、早く脱いでよ」

「で、でも、いつ美優が戻って来るかもしれませんし」

「じゃあさ、脱いで見せてくれたら、ボクの足にキスさせてあげる

 あ、直はダメだよ、靴下越しね」

ゴクリと唾を飲み込む音がハッキリと聞こえる

彼のゴツゴツした指がシャツのボタンを一つづつはずしていくと

はちきれんばかりの筋肉が姿を現してきた

「ふーん、シャツは直に着るんだ・・・触ってみてもいいかな?」

「そ、それはマズイです」

「何してるの?バカ春樹」

「げっ!美優、あの、こ、こ、コレはだな

 べ、別に何も無くってだな」

「ぁあ?何キョドってるの?

 そんなに焦るのは、やましい事があるからでしょ?」

「別にやましい事なんて、無い」

「あらそう?だったらその股間のテントは何?」

「こっこれは生理現象だからしかたないだろっ」

「・・・ヘンタイ」

「美優、もうそろそろ許してあげようよ

 今日はエイプリルフールなんだし」

「は?エイプリルフール?」

「このバカ、日付も理解してないの?

 今日は4月1日でしょ?春樹みたいなバカを引っ掛ける日」

「え・・・じゃあさっきのは、ウソ、なのか・・・」

「あたりまえでしょ、ヒカルが春樹なんかにあんな事言うハズが無いわよ

 脚本・演出 佐藤 美優でお送りしました~」

「ちくしょー、思春期の少年の純情を踏みにじりやがって・・・」

「ほんとだよ、ボクもすごく恥ずかしかったんだからね」

「ゴメンゴメン、でも眼福だったでしょ?

 コイツは無駄にいい筋肉してるからね

 まぁ脳味噌まで筋肉でできてるけどね」

「いやぁ、そんなに褒めなくても」

「「褒めてない」」


「それはそうと、明日は美里のお誕生日会でしょ?

 プレゼントの準備は大丈夫?」

「まかせて、ぬかりはないわよ

 美里のビックリする顔が楽しみだわ」

「美優はボクと一緒に行くからいいとして、みんなはどうするのかな

 もしよかったら車で拾って行く?」

「清香ちゃんと美紀は家の人に送ってもらうんだって

 美咲は電車で行くって言ってたから、美咲だけでも乗せてあげる?」

「そうだね、ボクの車は4人乗りだから丁度いいね

 あ、でも全員で移動には使えないのか」

「その時は旦那様の車と交換してもらえばいいんじゃない?

 とりあえず、美咲の移動の手配をしてくるね」

「うんお願い」


美里はよろこんでくれるかなぁ 

9/20一人称ミス修正

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