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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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懲りないね・・・

さぁ、今日で3学期も終わりだね

え?2学期に比べて早すぎるって?

まぁ実際3か月しかないし、イベントも少ないからね

ホワイトデーはおじいちゃんからのお返しにボク専用の車を貰ったぐらいだけどね

まぁこれでおじいちゃんのリムジンを共有しなくて済むからありがたかったよ

まぁ車については今度出番が来た時にでも詳しく説明するね


ボクの脳内独り言が長い理由は・・・カンのいい人ならわかってるかな?

そう、学園長先生の長話のせいです

学園長先生も懲りないよね~

ボクが実権を握ったら引退させて、もっと話が短い人に変えちゃうかもしれない

・・・

ごめんなさい、職権乱用はダメだよね

うん、ボクはそんなコトするような大人にはなりたくない

あ、1年生の列で誰か倒れたみたいだ

長話の被害(貧血)かな?

生徒の肉体的被害を少なくするためなら職権乱用にならないかもしれない・・・

ボクの不穏な考えが実行に移される前にお話しは終わったみたいだね

ヨカッタヨカッタ


「ヒカル、今日は倒れなかったね、エライエライ」

「美里~子供扱いしないでよ~これでも4月の終わりに15歳になるんだからね」

「え、そうなの?ちっちゃいからてっきり早生まれかと思ってた・・・

 リアルにゴメン

 でも、私は4月2日だからヒカルより先に15歳になるよ」

「へぇ美里が一番早いのかぁ

 そういえばみんなの誕生日を知らなかったような気がする」

「確かにそうだね、ヒカルと知り合ってから誰の誕生日も来てなかったからかもね

 早い順に言うと、4月2日・美里、4月26日・ヒカル、5月9日・美咲、5月24日・美紀、7月7日・私、11月25日・清香だよ」

「相変わらずの個人情報管理だね・・・でもほとんど1学期に集中してるんだね

 って、清香ちゃんの誕生日は知り合ってからなのにお祝いしてないよ・・・どうしよう?」

「いえ、それは気にしなくて結構ですわ、あの時は連絡が取れない状態でしたし

 祖父が鷹峯家に誕生日パーティーの招待状を送ったそうですが

 恐らくヒカルさんの所まで話が行く前に断られてしまったんでしょう」

「ゴメン、次こそはリベンジするからね・・・」

「構いませんわ、それより美優さんの七夕はインパクトがありますわ」

「美里の4月2日もですね、1日だと1学年上になっていた所ですからね」

「え?美紀、学年って4月1日から3月31日じゃないの?」

「4月2日からですね、日本の法律では誕生日の前の日が終わる瞬間に歳を取る事になってますから

 役所の年度の終わりの3月31日が終了した時点で6歳の子供が小学校に入学する事になってるんです」

「え~どうしてそんな面倒な事するの?普通に誕生日に歳を取った事にすれば複雑な事しなくてもいいのにね」

「それはね、2月29日生まれ対策なの

 そうしないと4年に1度しか歳を取らない事になっちゃうんですよね」

「あ、そうか・・・なるほどね~、でももっと簡単にできなかったのかな?」

「たとえばアメリカだと2007年生まれの子供が今年の9月に小学校入学になるわね

 学校の年度とはズレるけど分かりやすいわね、そのまま日本で運用するには違和感があるけどね」

「ほほぅ、さすがは美咲、無駄知識の宝庫だね」

「無駄って言うな~」


寮に戻ったらお引越し作業が始まっていました

中等部3年と高等部2年が引っ越し対象です

新しいルームメイトは誰になるんだろうな


コンコン


き、キターー

「はーい、どうぞ~

 ってあれ?清香ちゃん?

 そうか、今日から百合寮にお引越しだったよね」

「ええ、本日より4年間ルームメイトを務めさせていただきます

 よろしくお願い致します」

「こ、こちらこそよろしく」


やりやがったな

懲りないヤツは・・・学園長先生?

それとも吉村さん?


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