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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
1章 始まり
15/273

帰国

あれ?アヤさんがキョロキョロしてる?

誰か探してるのかなあ?


「アヤさん?どうかしたの?」

「いえ、迎えの者が来ているハズなんですが・・・おかしいな、ターミナル間違えたかな?ターミナル1のハズなんだけどなぁ・・・ちょっと確認してきますのでしばらくお待ち下さい」

と、インフォメーションへ歩いて行った

「ねぇユキさんが来た時はターミナル1だったの?」

「いえ、この空港は入国審査の施設はターミナル5にしか設置されていませんので、国際便の到着はすべてターミナル5になります、出国の方はすべてのターミナルで可能です」

「へ~紛らわしいなぁ、観光客だと間違えそうだね?って、今のボク達もそうだw」

あ、アヤさん走って来た、どうやら別のターミナルみたいだなぁ

「も、も、も申し訳ありません」

「別のターミナルみたいですね、ATSにも一度乗ってみたかったから丁度良かった」

「・・・いえ、違うんです、その~・・・ミッドウェー空港でした」

「えーーーー!ちょっと、今から移動して間に合うんですか?飛行機って乗り遅れたら置いて行かれるんだったっけ?どーしよう、日本に帰れないの?」

「お嬢様、アヤさんも落ち着いて下さい

 ミッドウェー空港でしたら定期便ではなくチャーター機かプライベート機のはずです

 お嬢様を置いて出発はありえません

 幸い今日は道路も混んでいませんので1時間もあれば向こうに着くでしょう」



このドタバタのせいで、ミッドウェーで待ってた地元名士っぽい人たちを素通りするコトになった

どうやらシカゴの有力者の息子やらなんやらが数人お見送りと称して待ち構えていたらしいが・・・

要するに出会いフラグをまとめてへし折ったらしい

アヤさん”ぐっじょぶ”です

というわけでボク達はおじいちゃん所有のガルフストリームで太平洋横断中

小型機といっても中はゆったりしていて(もちろんたくさんの人が乗れば狭くなるでしょうけど)内装もどこかの応接室?って感じになってます


っていうか・・・ヒマです

映画でもみようと思っても載せてあるDVDは趣味がかたよってて・・・なんというか、ボクにはムリ

仕方がないのでユキさんと今後の予定について相談してたんだ

とりあえず日本に戻ったらパパとママのお墓に行きたいのでお願いした

それと、どうやら9月から学校へ行くらしい

全寮制なんだって、寮生活・・・女の子初心者のボクにできるのかなぁ


「お嬢様、間もなく羽田に到着いたします、シートベルトをお締め下さい」

「あ、は~い、わかりました

 そういえば・・・アヤさんとはここでお別れなんだよね・・・

 なんだか寂しいなぁ・・・アヤさん、ほぼ半年だったよね、ありがとうございました」

「いえ、任務ですから・・・正直言うと、このまま着かなければいいのにって思っちゃいますね

 あぁ抱きしめてスゥハァしたかった・・・」

うんやっぱりアヤさんだw


飛行機を降りる時に叫ぶつもりなんだ

日本に帰ったら言うセリフは決めていたんだ

「日本よ!私は帰ってきたー!!」


4/20脱字修正

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