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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
146/273

初詣です③

ぱんっぱんっ

よし、いい音が出た~

ここでもう一回礼だよね


そうだ、願い事を・・・

え~と、神様、どうか今年一年健康にすごせますように

あ、ボクだけじゃなくておじいちゃんも、ね

そうだ、ついでに美優も、ユキさんもアヤさんも

吉村さんも忘れちゃいけないよね

美咲と美紀もね、美里・・・は病気になる姿が想像できないかな

だって、馬鹿は風邪をひかないって言うじゃない?

美里はスポーツバカだからね、いい意味でも悪い意味でも

ちょっと待った!!

今、お前もバカだから風邪をひかないだろ?って思ったでしょ・・・

ボクは体の脂肪が少なくて冷えやすいから風邪をひきやすいんだよ

だから、馬鹿じゃないのさ

あ、願い事の途中だったんだ

って事で神様、よろしくお願いします



「ヒカル、かなり長かったが、何をお願いしてたんだ?」

「え、あ、その・・・

 今年一年健康ですごせますようにだったんだけど

 おじいちゃんもとか、美優もユキさんもアヤさんも吉村もってどんどん増えていっちゃって・・・」

「!!、そうか、ヒカルはよくばりだな

 だが、そのよくばり方は・・・いいぞ」

「・・・内緒にしておいたら良かったかな?

 でもさ、ここってどうして空いてるのかな

 さっきまでは沢山の人だったのに・・・」

「一般の参拝は後ろの門の所で行うんだ

 ここに入れるのは神職と特別な人物だけだな」

「特別って・・・旧宮家だから?」

「そうだ、名目上は天照大神の子孫という事になってるからな

 それに、従者や護衛は入って来てないだろ?」

「名目上なの?ご先祖様を神様って事にしちゃっただけなんじゃないの?」

「それはその通りなんだが、継体天皇のあたりがかなり怪しいな

 あの時代は時の為政者に都合の良いように歴史を改竄しているからな」

「へ~、歴史って正しいかどうかも不明なんだね」

「そうだ、ただ、昔の中国は歴史を正しく伝えていたんだ

 当時の文化人は歴史書に権力者の介入を許さなかった

 正しい歴史を記す事が文明国の証というプライドだったらしい」

「・・・今の中国とは大違いだね」

「そうだな、昔は中国料理も現在とは違ったらしいぞ」

「そうなの?中華料理って油を沢山使って、大火力であっという間に出来るってイメージなんだけどなぁ」

「それは、北方の遊牧民族の侵入以降だな

 女真族の金やモンゴル帝国の分裂した元の時代以降に完成したのが今の中国料理だな

 宋の時代までは油はほとんど使われなかったそうだ」

「え~!!って事は中国4千年の歴史の中国料理っていうのは嘘なの?

 千年も経ってないじゃない・・・」

「・・・」

「どうしたのおじいちゃん?」

「いや、なんでも無い

 まるっきり嘘でも無いな、それまでの中国料理があって、それに北方の食生活が融合して完成したんだからな

 ルーツとしては文明の発生から続いている事には違いない」

「ねぇ、おじいちゃん・・・」

「ん?どうした」

「今日は中国料理の気分になっちゃった」

「ほほう、奇遇だな

 おじいちゃんも一緒だ」



失敗した

満漢全席だなんて食べきれないよ

さぁ、夜食はラーメンですね( ̄+ー ̄)


なお、お腹に脂肪が付いても知りませんよ~

自己責任でお願いします

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