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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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要はお誕生日会なワケですね②

「鷹峯 光です、よろしくお願いします」

「まぁ~カワイイお嬢さんだこと」

「本当ですわね、うちの孫娘も美人だと思っていましたが

 婆の欲目で見ても比べものになりませんわね」

「ここまで桁違いの別嬪さんでしたら、負けて悔しいなんて気も起きませんわ」

「今おいくつですの?」

「14歳です、中学の2年生です」

「あら?もう少し大きくならないといけませんわね

 成長期なんですから、好き嫌いせずに沢山食べる事がお仕事よ」

「いえ、好き嫌いはあまり無いのですが、少食であまり量が食べられなくて・・・」

「それは、良くありませんわね

 お身体の調子が悪い訳では無いんですわよね?」

「はい、日中の屋外は気を付けないといけませんが、屋内や夜なら普通の人と同じように生活できます

 少食なのは、体質のようですね

 甘いモノは別腹ですけどね」

「あらまぁ(笑)」


ふぅ、世間話はこんなモノでいいかな?

おじいちゃんの方はどうだろう

あれ?今度は違う人と話を始めちゃった

あ、あの人はテレビで見た事があるよ

確か、総理大臣だったと思う

名前は・・・なんだったっけ?

まぁいいや、細かい事は気にしないでおこう

気にしすぎると禿げるっていうでしょ?

この体だとどうなんだろう?

女の人で禿げって聞かないよね

おっと、おじいちゃんは頭の事を気にしてるから、視線もマズイよね?

総理大臣さん(仮)はいわゆる燕尾服だね

一緒にいる3人も同じ装いだけど、見た事がないなぁ

後でおじいちゃんに聞いてみよう


「待たせたな、ヒカル」

「それほど待ってないよ

 おばさん達に挨拶していたからね」

「そうか、正明も付いていたから心配は要らないな」

「おじいちゃん、こういった集まりって夫婦で参加するモノなんでしょ?

 学業に影響しない範囲内ならボクが代わりをしてもいいよ」

「ヒカル・・・

 なんて、いい子なんだ

 おじいちゃんは嬉しいぞ

 しかし、ヒカルはまだ未成年だ

 そういう事は成人してから・・・いや、せめて高等部を卒業してからだな

 あまり早過ぎて、どこぞの男に引っかかるのも気に食わんからな」


おじいちゃん、ひょっとしたらそっちの事がメインじゃ・・・

「ヒカル、子供は余計な事は考えなくていいんだぞ

 良く食べて

 良く眠れ

 良く笑い

 良く遊び

 良く学べ

 いいな?」

「はい、おじいちゃん」

「おお、いい返事だ

 それじゃあどこかで美味い物でも食べて帰ろう

 ヒカルは何か好きな食べ物は有るか?」

「えーとね、ボクはカレーライスが好きだよ」

「そうか、だったらおじいちゃんの知ってる美味いカレー屋に連れて行ってやろう」

「うん、ありがとう、楽しみだな」

「旦那様、いつもの所でよろしいでしょうか?」

「そうだ、手配を頼む」

「かしこまりました」


おじいちゃんの行きつけのカレー屋さんかぁ

どんな味だろう?

楽しみだなあ

学校の近くなら、冬休み明けにみんなと一緒に行ってもいいかな?

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