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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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クリスマス会⑤

『それじゃあヒカルのプレゼントのある場所まで移動しますのでついてきて下さいね』


『ワクワクです、ヒカルちゃんのプレゼンドでしょ?きっと度肝を抜かれるです

 美優ちゃんは知っているんですね、羨ましいです』

『月の肝?熨斗のし付けて送り返してあげます、クール便指定しておくです』

『月の肝って(笑)どこかで珍味として売られていそうな名前です、雪ちゃんのネーミングセンスは微妙です』

『あなた達って、仲が良いのか悪いのか・・・微妙よね』

『ボクは喧嘩するほど仲が良いに1票!』

『争いは同じレベルn(ry・・・えーえーりゃく』

『雪先輩、略したら意味ないです』

『だってなろうだとAAは略すしか・・・』

『ちょッ、何訳の分からない言葉を喋ってるんですか』

『あ、あれ?今、数秒だけ、神さまさくしゃが憑依していたようです

 雪のせいではありませんのでご了承下さいです』

『コホン、そういえばボクの専属のメイドさんは雪さんって名前なんだよ』

『へぇ~奇遇ですね、あ、でも私は本当は雪”子”なんですけどね』

ふぅ、話のすり替え成功だぜぃ

このまま雑談モードで・・・って、どこまで行くんだろう?

そもそも、プレゼントが部屋に入らないのは・・・



あ、アヤさんはっけ~ん!

今日は警備員の制服だね

『美優、ここは?駐車場?だよね』


「あ、警備員さんご苦労様です」

「いえ、仕事ですので、お気遣い無く」

どうやら美優とアヤさんは、生徒と警備員モードでいくらしい

『美優ちゃん、あなたのプレゼントのキーホルダーから推理すると、コレだよね?』

『はい、これがプレゼントです』

『コレって・・・ひょっとしてこの黄色の車!?

 車をプレゼント?

 ぱね~~、やっぱり桁が違うね

 ねえ、咲良、来年は私達がこれぐらいのプレゼントを貰えるの?』

『由香里ったら・・・そんな訳ないでしょ

 私達では、まだまだですね

 ゲームで言う所の友好度が足りてないんでしょう

 部長ぐらい親しくならないとね』


『メモには車種と色の指定しか無かったんですけど

 このグレードにしか黄色い色が設定されてなかったので

 迷う事はありませんでした

 未登録ですのでナンバーは付いていません

 公道を走る時は登録してからですよ』

『・・・あ、免許取りに行かなきゃね』


吉村さん・・・車はヤリスギでしょ?

それにしてもあのメモでどうすれば車になるんだろう?

そもそもコレは何ていう名前の車なのかな

あ、後ろに書いてあるな

MEGANE

え?

めがね?


『ヒカル、こんなに高価なもの・・・本当にいいの?』

『え、ええ、気にしないで下さいね、ボクの気持ちですから』

『・・・わかったわ、ありがとう

 ヒカル、免許を取ったら、最初に乗せてあげるね?ヤクソクよ?

 それにしてもメガーヌとはね、しかも一番高いヤツでしょ?

 ルノースポールだったっけ?』


あ、MEGANE(メガーヌ)って読むんだ・・・ 

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