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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
100/273

ホテル④

「ユキさんの手並み・・・さすがですね」

「お嬢様の専属ですからこれぐらいは出来て当然です

 美優ちゃん、よく見ておいてね」

「はい・・・ドライアーはそんなに離して使うんですか?」

「えぇ、高温の風は髪の毛を痛めますからね

 離せば、温度が下がりますからね

 風が乾燥していればいいんです」

「なるほど~でも乾かすのに余計に時間が掛かっちゃうんじゃないんですか?」

「ほとんど変わりませんよ、それに、お嬢様の御髪の方が大事ですから

 時間が掛かっても構いません、いい女は殿方を待たせておくものです」

「なるほど」

「はい、お嬢様終わりました

 それでは寝室でお休みください

 あまりハメを外さないで下さいね」

「は~い」


「あれ?美咲はもう寝ちゃってるの?」

「うん、正にばたんきゅ~だったよ」

「私もなんだか眠いです、今日はかなり歩きましたから

 今日はもう寝ますね、もっとヒカルとお話したいんですけどね」

「うん、無理はしないでね、お話ならいつでもできるからね

 おやすみ~美紀」

「おやすみなさい」

「おやすみ」


「ねぇ美里、まだ起きてる?」

「うん、ヒカルは・・・寝られないの?

 腕枕がいい?それとも膝枕?・・・まさか、抱き枕とか?」

「いや、そうじゃなくてね・・・美里のお母さんの事」

「あぁ、アレね・・・そうだよ、ヒカルの予想通り今回のプチ旅行の事は家族に言って無かったんだ

 うちは、お母さんの仕事がココだからね、言うに言えなかったというか

 ・・・正直に言うと、お母さんとうまくいってないというか、ギクシャクしてるっていうか

 まぁそんな感じなのよね」

「どうして?キリッとしてカッコイイお母さんじゃない?」

「う~ん・・・私ね、小さい頃からお母さんと一緒に寝た記憶が無いんだ

 こんな仕事をしてるからいつも帰ってくるのは夜遅い時間帯だったからね

 甘えたいって気持は、正直、少しあるけどね

 恥ずかしいじゃない、もう中学生なんだよ?」

「美里、ボクの保護者で学校に来るのはいつもおじいちゃんだよね、なぜかわかる?

 ボクのパパとママはもう死んじゃっていないから

 パパの時はボクは小さくて何も覚えてないんだけど

 ママの時はボクも病気で入院していて昏睡状態で意識もなかったんだ

 だから、ママの最後を看取るどころか、お葬式にも出られなかった

 闘病の果てにとかなら心の準備も出来るし、思い残す事が無いように色々な事をしてあげられるんだろうけど

 交通事故だと、突然だよ

 誰にでも可能性があるんだよ

 美里にはボクと同じ思いはして欲しくないんだ

 美里は・・・恥ずかしがって後悔したい?」

「・・・ヒカル、ちょっとお花を摘みに行ってくるね」

「うん、随員用の部屋は、一番手前がユキさん、二番目をアヤさんが使ってるから

 空いてる部屋は勝手に使っていいからね」

「ありがと、ヒカル」


上手くいくといいね

ふぁ~、眠くなってきた

結果は明日でいいかぁ・・・

おやすみ~

∑(゜Д゜)

百話?

いや、本編だけならまだ90話


のハズ

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