篠原明子 【グー】
私の名前は篠原明子。 大学1年生。 私は『グー』の『服従機』所有者。 私には彼氏且つ、服従者がいる。 彼の名は植村至昭。 彼も大学1年生。 彼は『チョキ』の『服従機』所有者。 彼は私の隠れて浮気していた。 でも、彼は私の『物』であった。 だから、知らない『雌豚』に彼を盗られる事は許せなかった。 と言う訳で、彼を完全に私の物にする為に、『服従機』を使う事を考えた。私は彼が『チョキ』の『服従機』所有者と言う事を知っていた。彼から聞いたのだ。そして、彼が浮気をしている事を知ってから、彼を私の『物』にしようと、『グー』の『服従機』を手に入れる事を決めた。『服従機』はネット販売されていた。30個限定で売られていた。私が見た時は、もう、既にに数量が4、5個しかなかった。其の中に、彼の弱点の『グー』の『服従機』が1個だけ売られていた。私は、すぐさま、『グー』の『服従機』を購入した。値段は意外に安く1000円だった。1週間後に『グー』の『服従機』が小包みに入れられて届いた。そして、届いた当日に電話で彼を私の家に呼び出し、私の服従者にした。 と言う事で、今に至ります。 此処は私の部屋。 私はソファーに座っている。 彼は私の前に直立不動で立っている。 「私の事、好き?」 「……」 彼は黙ったままだった。 きっと、私が命令しないと行動しないのだ。 だったら……。 「好きって言えよこらぁ」 私は怒鳴ると、ソファーから勢いよく立ち上がり、彼の腹を右足で蹴り付けた。彼は「うぐっ」と苦しそうに呻くと「好きです」と答えた。 そう、私が聞きたかったのは其の言葉。「好きです」最高だ。 「私も貴方の事が好きよ」 うん。凄く良い感じ。 「私って、貴方にとって、どんな人?」 「大好きな女です」 きっと、彼は先程の蹴りで、恐怖し、私に良いような言葉を使うようになったのだろう。 私は微笑むと、ソファーに再度座った。 彼は完全に私の『物』になった。 「ふふふふっふははははははっ」 嫌だ、そんな事を思うと興奮して笑っちゃうわ。 7人服従 残り23人