表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

戸田明 【チョキ】

俺の名前は、戸田明とだあきら。                                      高校2年生だ。                                         陸上部に所属している。且つ、陸上部のエースだ。                         俺は、今上下白色のジャージを着ている。                             此のジャージは勝負服だ。                                    つまり、今は勝負時と言う事だ。                                 突然だが、俺は『チョキ』の『服従機』を持っている。                       いや、飲み込んだ。                                       此れから、俺は誰かを服従させる。                               此れが勝負なのだ。                                       だから、今俺は此のジャージを着ている。                             「っ?」                                            突然、身体が痺れた。                                      まさか、俺の弱点の『グー』の『服従機』所有者が10メートル以内にいるのかっ。ヤバいな。如何するか。                                             「んっ?」                                           人混みの中、制服姿の女の人が俺に近付いてきた。高校生か?                    「まさか、アイツか?」                                     冷静になれ。俺。                                        「見ーつけた」                                         女の人が笑った。                                        ばれたか。                                           「貴方も『服従機』所有者でしょ」                                「そうだが」                                          「貴方、良い男ね」                                        「有り難う。君も良い女だ」                                   「私の服従者になりたい?」                                   「いや、君を支配したい」                                    「でも貴方には、無理」                                     「そうでもない」                                        「強がりさんね」                                        女の人が5メートル内に入った。                                 「女性に手荒な真似はしたくない」                                「じゃあ、しないで、ね?」                                   「人間の生存本能だ」                                      「抵抗するって事?」                                      「勿論」                                            「出来るの?」                                         「出来なきゃ、言わない」                                    「男って、可愛い」                                       「君も、可愛いよ」                                       「じゃあ、私が服従してあげる」                                 女の人が俺に向かって走ってきた。                                「行け」                                            俺は、呟いた。                                         其の時、女の人の動作が止まった。                                  女の人の背後から、男が、女の人の右肩を右手で掴んでいた。                    「まさか」                                           「そう。君の後ろにいる男は、俺の服従者、富田安吉だ」俺は笑った。「『パー』の『服従機』所有者だ。如何やら、此のゲーム、俺の勝ちの様だな」                                        女の人は、其のまま動かなくなり、俺の服従者となった。                      5人服従 残り25人                                                                                                         

【支配者と服従者】【支配者 篠原明子 服従者 植村至昭】【支配者 朝倉良助 服従者 篠田正明】【支配者 田中泰時 服従者 土井愛子】 【支配者 戸田明 服従者 富田安吉 女の人】 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ