いまさらながらの青信号
この国では屋外で、それが例えどこの土地であっても絶対に共通で見かけるものと言えば信号機だと思います
まあ、積雪地では赤が一番上で縦長に取り付けられていることもありますが、基本的に形状は統一されています
法律で決められているのだから当たり前ですけどね(笑)
形状がいろいろならややこしくて事故を誘発しそうになりますよね
それで何種類かある信号機で主によく見かけるのが、まず三色の光源が並んだものと、人の歩いているのと、止まっている絵が上下に描かれてある四角い形状の二色の光源のものですよね?
この三色のスタンダードな信号機ですが、かつては細長く四角いBOX状のものに三色並んで、周りを緑と白の斜めゼブラ模様の装飾板みたいなもので囲んであったと思うのです
そして各光源の上にはひさしというのですか、雪避けですかね?軒みたいなのが付いていました
さらに、交差点の角度が鋭角でどちらの道路からもその信号機が見えてややこしそうな交差点の信号機には、各光源には長い筒みたいなもので本来の道路からしか見えないような工夫がされていました
かつては三色の丸いガラス板をそれぞれはめ込み電球を内装して、光源としていましたが最近はどんどんLEDに変更されてきています
そしてこのLEDになってから、本体の周りの緑と白のゼブラ模様の装飾板みたいな囲みも無くなった気がします
同じように各光源の上のひさし・・・軒みたいなものも無くなってきている気がします
ただ、何やら電球の信号機は熱を持つので着雪が溶けるのだけど、LEDは発熱しないので着雪が溶けないのが難儀だとか言うのを聞いたような気がします
また、太陽光の影響で過去の電球仕様のものは点灯と消灯が判別しにくかった場所もあったようですし、それとは別にガラス板なので斜めからも点灯と消灯が盗み見できたんでしょうね
ところがLEDは一つの素子自体が小さく光の直進性が強いので、ちゃんと方向さえ調節できていれば太陽光にも負けないし、斜めからの盗み見もできないのですね
ところで、話は長くなりましたが信号機の三色は何色ですか?(笑)
赤・黄・青ですよね?
えっ?違う?
赤・黄・緑だろう?
「信号が青に変わったらと言ってすぐに飛び出さずに周りを確認してから進みましょう」なんて習いましたよね?
青信号ですがな!
日本に交通信号が登場した昭和5年の当初の法令には「緑色信号」と書かれていたらしいのです
しかし、今の法律では「青色の灯火、黄色の灯火、赤色の灯火」と表記されているらしいのです
なので、青信号が法に則った上で正解の表現なのです
なんで?
何やら諸説あるらしいのですが、信号を導入当初に新聞が「青信号」と表現したことで定着したとか言う説が有力だとか・・・
あと、日本文化では昔から緑と言う表現は希少で、緑なのに青葉、青虫、青りんごなんて表現されることが多いからとか・・・
ただし、国際基準では信号の色は「赤、黄、緑、青、白」と決められていて、その中でも交通信号は「赤、黄、緑」と決められているらしく、この日本で青信号と言っても本当に青色に光る信号機は作るわけにはいかないらしいのです
だから、色覚に問題の無い誰が見ても緑色に見える信号機をいくら青信号と言っても本当に青色に光る信号機は出て来ないのですね
まあ、真に青色の信号機を見たら違和感があって気持ち悪いでしょうけどね