19・どうやらいじめにあっていたようです
ちょっと自意識過剰な事言ってもいいですか?
「最近みんなに見られてる気がするのだけれど…特に男子」
「えっ?今頃?マリアちゃんは可愛いから入学してからずっと見られてたけど、例の噂で益々見られるようになったものねぇ。」
「例の噂?エマさん詳しくお願いします」
「マリアちゃん知らないの?国王様に言われたんでしょ?聖女だって」
「ぷっ、あんな冗談皆さん真に受けちゃったのかしら?あれば国王ジョークよ。ジョーク」
「そうかな?白いオーラ、魔力量、マリアちゃんは逸材だよ?」
「あら、ありがとう。でも違うわ。私 黒髪でも無いし、黒眼でもない。ただの田舎の男爵令嬢よ」
「う〜ん。それ関係あるのかな?あっ!それとねぇ、白いオーラの伝説があるの。多分男の子はそれでマリアちゃんを意識してるんだと思うよ?」
「何 その白いオーラの伝説って?美味しいの?」
「キャーマリアちゃん!確かにマリアちゃん食べられちゃうのよね~。キャーえっち」
なんなのよもう…
どうやら初代聖女が勇者との間に子供が出来た時、白いオーラが勇者のオーラ色に染められたっていう話なんだけど、オーラを自分色に染めるって男のロマンなんだって。マジキモキモキモッ!
「邪魔よ!どいてくださる?これだから田舎人は。貴女いい気にならないで!」
フンッて巻き髪ロールを靡かせながら取り巻き引き連れて行ってしまった。
「なんだったの?」
「マリアちゃん大丈夫?最近色々されてるようだけど助けてあげられなくてごめんね」
しゅんっとなったエマさん可愛すぎ。
何かされたっけ?いつ?どこで?覚えがない。
彼女はハーベスト・アンジェリカ公爵令嬢 サイラス王子の婚約者なんだって。女ってめんどくせーな。なるべく関わらないようにしよう。蛍のケツとも。
あれから変わらない日々を過ごしてる。使ってしまった薬を補充したり、色々な魔法に挑戦したり、とても充実してる。
そういえば、変わったことといえば最近良くアッシュ君と目が合うような気がする。彼前髪が長いから良くわからないんだよね。ただ、凄く睨まれている気がするんだけど、やっぱりあの時酷い言い方したの気にしてるのかな?ちょっと切羽詰まってたから許してほしい。
アッシュ君とは仲良くしたいのになぁ~。
多分私の感がアッシュ君はヤンデレだと言っている。私ヤンデレ大好き。勿論見ている限定だけどね。
エマさんには悪いが2人がくっついてくれないかと密かに思ってる。もしくは蛍のケツだったら尚いいが、相手は王子だ、世間体に無理だろう…
んっ?校門野郎でもありか!
そういえば一度アッシュ君に相当嫌われてるんだと思い、鑑定を使ってみた。やっぱり好感度パラメータで何故か完全MAX振り切れてました。
やっぱり欠陥品なのか、それとも命の恩人だと思われているのか…それにしてもあの時のことお礼も言ってこないのだからやっぱり嫌われたに違いない…
はぁ、ちょっと面倒くさくなってきたからこれ以上考えるのは止めることにした。




